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コロボックル

 綿矢りさという若い作家の、「私をくいとめて」という小説を読んでいる。この小説は朝日新聞に日曜日だけ連載している。軽いがさわやかなので、わりと気に入っている。
 たぶん30歳くらいの独身女性の主人公は、頭の中のもう一人の自分と会話する癖がある。それで思い出した。ぼくもごく幼いころ、そんな癖を持っていた。中学に入ったばかりの頃、「コタンの口笛」を読んだら、その主人公の少年がやはりそうだった。記憶違いかもしれないが、少年はそのもう一人の自分を、たぶんコロボックルと名付けていたと思う。それはアイヌのこびとだ。
 自分がそうだったので、それが普通のことだと思っていた。でもちょうどそのころから頭の中のもう一人の自分は存在を消した。
 そういうことがあったという記憶だけが残っている。それが実際にどういう感じだったのか、もういまでは思い出せない。
 思い出せないことがたくさんある。
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