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ホロコースト記念館(福山)

 鞆以外にほとんど観光名所のない福山(ばら祭りはあるが)の隠れた名所、知られざる名所(と思っていたのはぼくだけで、岡山で話したらみんな知っていた)、ホロコースト記念館、アンネの家である。
 福山に来た時から何となく気になっていた。土曜日に初めて行った(ちなみに日、月、祝日休館、土曜日はやっている。入館無料)。無料だからと馬鹿にしてはならない。行ってみただけの値打ちは充分にあった。
 気になっていたのは、南京事件などとのかかわりだ。ドイツがやったと同じころ、日本も同じことをやっていた。日本でアウシュビッツの展示をやって日本の犯罪に触れずに済むだろうか、という疑問があって、一度確かめに行きたいと思っていたのだ。
 じつは案の定、日本のことには触れていない。むしろ杉浦千畝関連でまるで日本は善玉のようだ。
 そこは少し引っかかる。だが、それはそれとして、やはり一度は行ってみるべきだ。そこは祈りの場所であり、人類の罪に思いを致す場所だ。
 アンネが隠れ住んだ家と、アンネが日記を書いた部屋の再現、小さな部屋の、小さな机に置かれた日記帳。別の部屋には、その紙質やインクの材質にまでこだわった、日記帳の再現がある。小さな日記帳に細かな字で綴られた日記。そしてアウシュビッツのジオラマ。また、働けば自由になれると鉄を切り抜いて作られた収容所の門のアーチ。ここで殺された150万人の子供を象徴する、150万個のビーズ玉。小さなひとつが一人の子供だ。
 玄関ホールは図書室になっていて、ユダヤ人に関するすべての本を集めたかのような大量の本。
 アンネのバラとアンネのマロニエ。5月がいいかもしれない。
 土曜日だが、客はそんなに多くはなかった。だが、切れ目なしに来ていた。横浜ナンバーが停まっていたり。一人高校生の男の子がいつまでも熱心に本をめくったり、資料に目を通したりしていた。学びの場でもある。
 ビデオをいくとおりもやっていて、ユダヤ人がつかまり貨車に載せられてつれていかれる様子、演説するヒットラー、熱狂する国民、などなど。
 民主主義から独裁が生まれたという点を強調しているのが注意を引いた。もともと専制君主国だった日本との違いであり、いまのわれわれに慎重になるよう促す点でもある。民主主義は万全ではない。
 盈進中高の生徒が作った手製の大判の案内カタログのようなものをホールのテーブルに置いている。なかなか凝った内容だ。近くに私立の盈進中学高校がある。余談だが、この学校はむかし、いまのイトーヨーカドーから国道2号線を渡った向かい側にあった。ぼくの通った東中学と道路を挟んだ隣だった。男子のみの商業学校で、スポーツが強かった。いま、福山のすべての高校と同じくこの高校も田舎に引っ越し、男女共学となり中学校もできた。そして、朝日新聞と日本福祉大学共催の作文コンクールで優勝するなど、ユニークな学校になっているようである。

 今後我家に来るお客はみんなここへ連れていかれることになる。孫たちも全員連れて行こう。
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