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SEALDs「民主主義ってこれだ」(大月書店1500円)

 じつはやっと手に入れていま読んでいる。出版されたという新聞記事を読んで日をおかずに本屋に走ったのだが、まだ来ていなかった。田舎の本屋だから日にちがかかるのだろうと思って、何日か経ってからまた行った。当然河出書房新社の「民主主義ってなんだ」と並べて平積みしてあるだろうと思うのに、無い。店員にきくと、店員はそんな本があることも知らない。昔本屋の店員は本のことなら何でも知っていたが、いまは単なる労働者なのだ。何度も聞き返して検索機をガチャガチャやっていたが、「ここにはない、どこそこならある、取り寄せましょうか」という答え。ぼくは断って店を出た。別に急ぐわけじゃない。
 妻が2号線沿いの大型店から買ってきた。自転車でも行けないことはないのだが、山陽本線をまたがねばならず、自転車ではちょっと怖い。
 新聞では、書店での売れゆきトップ、発売と同時の売り切れで、永年売れない本屋だった大月書店はびっくりして、ただちに増刷、三刷目も決定したと書いてある。てっきり第一刷を買い損なったなと思ったが、本のコレクターではないので、読めさえすればよい。そう思いつつ裏書を見ると、何と10月20日第一刷だ。
 なるほど、東京と福山にはこれだけの時差があるわけだ。
 装丁はカラー写真の上に字を重ねてあるので、ぼくら老眼向きではない。ビジュアル好みの若者向きだ。ぼくらの眼は拒否反応を起こす。妻は中身を見て「これ、ほんとに大月?」と疑ったそうだ。ぼくらの世代は大月といえば国民文庫だもんね。
 でも我慢して読んでください。ぼくもいま一生懸命読んでいるが、SEALDsについて一つだけ確かに言えることがある。
 彼らの運動は、少なくとも無数の詩を生み出した。彼らの言葉は詩である。おそらく、この本一冊がまるごと詩集といってもよい存在なのだ。文学の徒は読むべしである。
 冷笑家の政治評論家諸君が何を言ってもかまわない、自分が20才のときはもっと大人だったと言ってもよい、でもぼくは彼らを評価する。大人のマルクス主義者たちが、もう何十年も起こせずにいた現象を彼らは起こした。この現象がたとい明日消えてなくなるとしても、それがあったという事実はなくならない。
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