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仕事開始

「失われた夜」の序を書きなおした。14枚あったのを、バッサリ10枚削って4枚にした。40年前の話なので序は必要だが、短いに越したことはない。1章は語句の小さな手直しにとどめた。手を入れすぎると今の文体になってしまって当時の雰囲気を壊してしまう。今日はここまで。少しずつやっていこう。あわてたってしょうがない。
 実のところ、これは40年近い前、たぶん20代で書いた小説だ。もっとも終わりの何章かがまだできてなかった。そこは数年前に書いた。当時発表すればアット・タイムだった。いま40年経って発表する意味はなんだろう、と考えている。
 作者にとっての懐かしさなんて読者には何の関係もない。そういうものなら、それは同人雑誌を埋め尽くすゴミだ。いま、団塊の世代が一斉に書いている。読んでみてもそれだけのものだ。かといって、表面づら現代と無理やり結びつけたような作品はこれも感心しない。
 1972年を書くなら、1972年をこそ書かねばならない。それがどういう時代であり、その時代をどう生きた人間がいたか、どこで人々は間違え、このような21世紀をもたらしてしまったのか、現代とは、もちろん過去の成果でもあるが、また過去の過ちの結果でもある、その考察の材料になりうるようなものを書かねばならない。
 下手に現代と結びつけずにその時代をこそ浮かび上がらせること、そのこと自体が現代の考察であるようなこと。

「福ミス」落選小説「スプーン一杯のふしあわせ」を木沼さんに読んでもらったら、非常に手厳しく、とても詳しい指摘を下さった。思い当たることばかりである。落選当然だったな、いい加減だったな、と反省している。読者をなめたような仕事はできない。いい加減な仕事に読者は金を払わない。
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