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「積極的平和主義」、と領土問題

 安倍君が「積極的平和主義」を本来の意味とは正反対にして使い始めたとき、ぼくは最初なにかの冗談なんだろうと思った。ところがどんどん大っぴらに、もともとの意味なんか存在しないかのように使っていくので、そこまでやって国際社会から疑問の出てこないのが不思議に思えた。昨日その理由が分かった。
「積極的平和主義」は日本語でだけ一つの言葉なのだ。英語ではまったく別の言葉である。
 本来の「積極的平和主義」→Positive peace
 安倍君の「積極的平和主義」→Proactive Contribution to Peace
 つまり日本以外では二つは別の言葉で表現されているので、混同など起こりようがないのである。
 以上、昨日付朝日新聞のヨハン・ガルトゥングへのインタビューから。
 このノルウェー人が本来の「積極的平和主義」の言い出し人である。その意味はよく知られているが「現在戦争がないという状態だけでは消極的平和である、戦争の原因となるような貧困や差別をなくすための活動まで手を伸ばしてこそ積極的平和といえる」というものである。そして彼自身、実際に世界中で活動してきた。いま85才だが、来日している。
 彼に言わせると、日本政府はアメリカべったりで自分というものを持っていない、米軍に積極的に協力することで抑止力で平和を守ると言っているが、それは軍拡競争を招く戦争への道である、だが一方、それに反対する側の日本人も、平和を口にはするが、どうやって平和を構築していくかという戦略を持っているように見えない、むしろ双方がそういうことに無関心であるとしか思えない、という。
 その上で、たとえば領土をめぐる争いをどうするのかという問いに対して、「それは共同統治するしかない。それが唯一の解決策である」と断言する。このインタビュー記事は1ページの3分の2を使っているが、読む価値のある内容である。
 小さな島のいくつかでいつまでももめ続けて、漁業権も、資源の開発も、人の往来もできない、それどころか下手をすれば戦争になりかねないというのは実に馬鹿馬鹿しいことだ。誰かが「共同統治だ」と言わねばならないのだ。だが誰も猫の首(いきり立っている愛国世論)に鈴を付けようとしない。
 共産党がやるべきなのだ。共産党はもともと右翼から票をもらえるあてはないのだから、遠慮することはない、正論を述べるべきである。右翼にひきずられている世論を真ん中に戻さねばならない。
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494:管理人のみ閲覧できます by on 2015/08/28 at 10:56:56

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