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「書く」ということ

 雑文や読後感想文は頭を使わなくても手が勝手に動くが、小説だけはそうはいかない。何の因果でこんな苦しいことをする羽目になるのかと、逃げ出すことばかり考える。もともと小説書きに向かない人間かも知れない。誰に強制されているわけでもなく、自分で勝手に書いているのだが、苦し紛れにそういうことを考えるのだ。タバコをやめてからなおさらだ。
 どこにも存在しない世界を、空想だけで文章で作り上げる。ケイタイ小説のような自分勝手な世界なら簡単だが、そういうものが書きたいわけじゃない。そこにひとつの豊かな疑似空間を創り出したいのだ。
 小説作法は人さまざまだが、ぼくの場合、書いてみないとどうなるか分からない。書く中で人の動きもセリフも状況に応じて生まれてくる。それによって展開も変わってくる。
 ここに、必要に応じてAという人物が登場する。これがどういう人物なのか、最初のうちはわからない。そのイメージをつかむのにかなり苦労する。だが、セリフや行動の中で次第に人物像ができあがってくる。人物の顔が見えてくるのだ。こういう段階になって初めてその人物は一人でしゃべり一人で行動し始める。もはや作者が必要なくなる。
 でもそれもまた危険な瞬間である。筆が走り始めたら、独りよがりのことを書いている場合が多い。Aが独立したAでなく、作者を代弁していたりする。
 AもBもCもDもみな似たり寄ったりの人間になったりする。ケイタイ小説はおおむねそうだ。そういうものはいらない。
 でもね、なにを好きこのんで苦労するのだろう。書くよりも読むほうがずっと楽しいのに。
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