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エッセーと小説、そして2000字小説

 エッセーと小説との間にあきらかな境界はないし、人によっても定義は違ってくるだろう。だから、これはぼくの感じである。
 フィクションのあるなしは関係ないと思う。ただ読んだときにエッセー的だなと感じるか、小説的だなと感じるかの違いなのだ。どちらが上とか下とかでもない。すぐれたエッセーもあれば、くだらない小説もある。
 言葉にしにくい違いをあえて言葉にすれば、エッセーはどちらかと言えば、文章力だけで読ませる文章という感じがする。もちろん内容をともなってこそで、ひとつの個性的な世界を見せてくれないエッセーは虚しい。
 翻って小説にあってエッセーにないものとは何だろう。これも難しいのだが、やはりある種の物語性だろうか。何らかの擬似的世界のふくらみがそこには必要な気がする。
 もちろん小説とは基本的に自由なものだから、常にどんな定義ものりこえる小説が生まれてくるだろう。
 ただ、これはルポとの違いを論じるさいにも感じるのだが、「フィクションを交えたので、これはルポではない、エッセーでもない」などと言われると、「嘘を書きさえしたら小説なの?」と反発を感じる。小説ってえらくあまく見られたもんだなあ、という感じがするのだ。
 ルポとして、あるいはエッセーとして仕上げれば立派なものができただろうに、無理に小説にしようとして失敗している、というものをよく見かける。だが、たぶん、それは無理に小説にしようとしたのでなく、エッセーにもルポにもなりえないので、まあ、小説としてなら許されるだろう、というふうに小説を馬鹿にした結果かもしれないと感じてしまうのだ。
 2000字小説も、あらすじになったのではつまらないだろう。限られた字数の中での完成度を問われる。となると表現できる内容は最初から限られている。この限界を念頭に、取り上げた対象を描きつくすことが求められる。短いだけいっそう文章表現力が問われることになる。真剣勝負の場だと思う。
 みなさんはどう思われますか。
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