プロフィール

まがねとおる

Author:まがねとおる
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

FC2カウンター

カテゴリ

リンク

RSS

永遠にゼロ

 日福大と朝日が主催した高校生福祉文化賞エッセイコンテストで、わが福山の盈進高校の17歳の女の子が最優秀賞をとった。その短い文章が備後版に載ったが、すばらしい内容で、びっくりした。
「永遠にゼロ」と題して百田尚樹の「永遠の0」に疑問を呈している。その過程で特攻隊員の遺書30編を読んだという。
 ぼくは百田氏の本は何も読んでいないのだが、本人は右でありながら左の人でも感動できるように書く巧みな人という評は目にしていた。しかしこの17歳の女の子はその巧みさにだまされずに本質を穿ったように思われる。
 すがすがしい笑顔で急降下していく特攻隊員の描写を読みながら、この川上明莉さんが思い浮かべるのは、海をさまよう無惨な遺体であり、敵艦の死者であり、家族や生き残った仲間の思いである。
 これを単純で美しいものにしてしまうなら、かれらの犠牲は「永遠にゼロ」となるだろう、と川上さんは結ぶ。
 400字詰で2枚と少しという簡潔な文章で、溢れる思いを十分に表現している。感動的である。

 蛇足だが、福山の高校はすべて市街地から郊外に移転してしまった。ぼくの出身校誠之館はいまや山のてっぺんに葦陽とならんでいる。葦陽というのは戦前の旧制女学校で、男子校であった旧制中学の誠之館と対していたわけだが、戦後、ともに共学になり、葦陽のほうは、福山駅裏、福山城の西側、いまの博物館や美術館のあたりにあった。誠之館は東小学校の隣で、いまたぶん県の合同庁舎になっている。盈進はぼくの当時男子のみの商業高校で、ぼくが通った東中学校の隣にあった。いまのイトーヨーカドーの2号線をはさんだ反対側だ。それが現在では共学になった上にどこか田舎の方にある。(福山人以外には関係のない話でした)。
関連記事
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
▼このエントリーにコメントを残す