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三四郎 服装描写

 昨日からの続きで野々宮よしことの会話が始まるのかと思ったら、田舎出の真面目青年三四郎は結局まともに口をきけず、すぐに場面が切り替わって、いよいよヒロイン里見美禰子の登場となる。三段組の下の段四十行近くをすべて使っている。この段はタイトルも挿絵もないので、すべて文章である。前半は、病院の廊下を美禰子が登場してくるところの描写、後半はその服装を二十行近く使って描写している。
 さすがに作家だ。しかし、「こころ」のお嬢さんや、「それから」の三千代についてこんなに力を込めて描写してあっただろうか。
 読みながら、ぼくの小説でも女性の服装なんて書いてないぞと思い至った。だいたい書こうにも女性の服装に関する知識がない。服の名前もよく分からないし、どういう女性がどういう時どういう服を着るか、結局ぼくは何にも観察していないのだ。近頃の女性はスカートをはかない。だいたいズボンだ。だがこれをズボンと書いたのでは失格らしい。パンツというのだそうだ。パンツというとぼくらは下着だと思ってしまう。
 余談だが、パリでも、スカートをはいているのはおばあさんか、キャリアウーマンくらいで、ほとんどの女性がパンツ(ズボン)だった。
 いま執筆中の小説にも女性は何人も出てくるが、考えてみると、彼女たちがスカートをはいているのか、ズボンをはいているのかさえ、一言も書いていない。そんなことにも気づかずに書いていた。これはまずいぞ、読者はイメージを持てないぞという気がしだした。
 ただ本当にどこまで書く必要があるのかよく分からないので、検討課題である。
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