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啄木

 またいとこから啄木本十数冊と、ほぼ同数の関連記事のコピーが二度にわたる宅配便で届いた。本はいずれも高価なものばかり。文庫本二冊持っているだけで啄木ファンを自称しているぼくとはわけが違う。引越しの機会に蔵書を整理して、啄木関連はぼくの手元にと思ってくれたらしい。
 もっとも彼女(仮にM女とする)が啄木本を集めたのは、啄木本人に対する関心よりも、啄木に讃美歌を教えた女教師とされる自らの祖母との関連が強いようだ。
 滝浦(旧姓上野)サメは岩手県で教職に就いた最初の女性で、M女の母方の祖母である。ぼくはM女とは彼女の父方を通したまたいとこなので、直接の関係はない。
 啄木に関心のある方は、このブログで公開した「啄木の思い出」と題した記事を参照されたい。サメからの聞き書きで、当事者の生の声である。もっとも、啄木で検索してもなぜか出てこない。「家系の話」で検索し、その「3」を表示すれば、末尾の関連記事から呼び出せる。なお「4」に二人に関する話がある。

 届いたなかには英文の本まである。ドクター・タカミネが書いた3ドル30セントの本で、1962年、東京ニューズサービス出版、「A Sad Toy」。Aは筆記体の大文字になっているが、ワードでは転換できないようである。立派な装丁のそこそこに厚い本だ。
 啄木の短歌を英訳してある。ちゃんと韻を踏んでいる。

 As if driven off with stones cast,
 We were obliged to leave
 Our native place outcast.
 This grief can never be relieved.


 ご存知「石をもて追はるるごとく」の歌であるが、castとoutcast、leaveとrelievedで韻を踏んでいる。ただ、もともと得意ではなかった英語から離れて半世紀、英詩のリズムに乗りきれない身が残念だが。

 Well, she was it, that young lady,
 Who first preached, in our village,
 The way of Jesus Christ.

 わが村に
 初めてイエス・クリストの道を説きたる
 若き女かな

 このyoung ladyが上野サメである。
 英文はところどころに短歌を交えつつ、当時の渋民小学校教員一人一人の月給額を記すなど詳しく説明し、啄木、サメが他の教員一同とならんだ写真を掲げている。
 どの本もサメの登場する場面に付箋を貼ってある。M女の思い入れであろう。

 貴重な贈り物に感謝する。
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