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原稿執筆

 原稿用紙一枚書いて今日の仕事終わり。
 アクション・シーンになるのだが、書き直してきたここまでの文章との整合性を思案していたら、結局舞台描写にとりかかっていた。振り返ってみたら、前の原稿はストーリーに走りすぎて、それが演じられる舞台を書いてなかった。
 つまりネットにあふれかえるケイタイ小説と一緒だった。
 心に残る小説をぼくらが振り返るとき、思い浮かべるのはその文章ではなく、情景である。映画を見たわけではなく、見たのは紙の上のインクのシミであるのに、思い出すのは、そのシミがぼくらの心に浮かばせた情景なのだ。
 ストーリーだけ書くのなら簡単だ。そんなの誰にでもできる。そのストーリーの演じられる舞台を描写せねば読者がイメージを描けない。
 でも現代の読者は必ずしもそうではないようだ。ただ言葉だけが書き連ねてあるような(しばしば会話だけのような)ものを通勤電車のなかでスマホで読みふける。それで十分で情景描写など面倒で読む気がしないのかもしれない。
 だが、紙の読者はたぶん違うだろう。テレビドラマの台本のようなセリフだけの本など読む気がしないだろう。
 とはいえ、ぼくは戯曲を好んで読んできたが、小説と戯曲とは(よくわからないが)なにかが根本的にちがう気がする。
 じつは今回の小説はセリフが多い。ほとんどセリフだけが延々と続く携帯小説そっくりの章がかなり多い。そこはだいぶ気になっている。たぶん相当書き直すことになるだろう。
 ともかく舞台描写にとりかかったが、これがなかなか言葉が浮かんでこない。パソコンの前に座っていても何も浮かんでこないので、立ち上がって、家じゅうをうろうろ歩きまわる。すると不意に言葉が向こうから勝手にやってくる。急いで机に戻って書きこむ。そしてまたうろうろする。こうしてやっと一枚を書きあげた。
 動きのある部分や、セリフなどは比較的楽に書ける。言葉が勝手に浮かんでくる。しかし退屈させないように書けているかはまた別である。らくに書いたものは読みなおしてみるとたいてい退屈だ。セリフにもひねりがいるし、予定調和的なセリフは面白くない。読者も登場人物も予期せぬ返答が返ってこねばならない。その上に表情やしぐさを書き込んでいかねばセリフが生きてこない。これがなかなか厄介なのだ。
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