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「こころ」と「K」

「こころ」の今日の連載箇所には感銘を受けた。
 哲学に心を奪われ、実人生に関心を示さない「K」を、「先生」が心配し、また批判も持って、なんとか人間たちと交わらせようとする部分である。
 俗に染まらず学問を究めようとする「K」に一方で敬意を抱きながら、ちょっと違うのではないかと「先生」は考える。「偉人ばかり追いかけても自分が偉人にならなければ意味がない」「論理の世界はどこまで行っても平行線だ。違う世界を知らねばならない」
 示唆に富む言葉だ。この部分がぼくの記憶にまったくなかったのは、これを読んだ当時のぼくが、まだそういう問題意識を持てずにいたからだろうか。ぼくにも「K」的な部分があったのかもしれない。昔、ある友がぼくを評して、「あまりにも一直線で、危なっかしい」と言ったことがある。
 のちにふりかえって当たっていると思った。だが、いま振り返ると逆に、そのまっすぐだった年頃が貴重にも思える。そういう年頃に、人によっては独特の感性による独特の天才的仕事をするのだろう。だが、その時は一瞬で過ぎ去り、ほとんどの人が平凡な大人になる。それも必要なことなのだ。
「言葉」の世界は閉じられた世界だ。現実の世界の現実の人々の間に身を置かねば、本当のことは見えてこない。
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