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解釈改憲

 憲法解釈変更の手続き問題はもちろんどうでもよいことではない。
 本来憲法解釈は司法の仕事であって、行政の仕事ではないだろう。内閣が勝手に解釈を変えられるとしたら、憲法はないのと同じだ。
 行政がやったこと、やろうとすることに対して、それが憲法に則っているかどうかを判断するのは裁判所でなければならない。
 ところが日本の裁判所はこの仕事を放棄していて、内閣法制局がその代理を務めていたような趣きがある。
 まあ、どのみち日本の裁判所が法の精神のみに基づいて判断を下すとは信じられないのだが。最高裁判事の国民審査にも、みな無関心だし。
 手続き問題が大事であるということには異論がないのだが、ぼくが危惧するのはそのことへの国民の関心が盛り上がっているようには見えないことである。
 国民はむしろ中国の軍事的ふるまいに目を奪われている。その前には手続きなど枝葉末節のことに見えてしまう。
 これが安倍政権の目眩しであることは分かる人にはわかる。アメリカの要望に沿って世界中どこででも戦争ができるようにしたいのが本音であって、中国はそのふるまいで安倍君の意図を助けてくれているにすぎないのだということを。
 だが、そのことをいくら強調しても、中国脅威論のインパクトには負けるのである。
 いま集団的自衛権問題に反対する人々は、自らの論理に浸りすぎていて、国民の関心がどこにあるかが見えていないように思える。
 国民の眼は中国に向いているのだ。彼らの侵略に対抗せねばならないというところに向いているのだ。
 である以上、これに対する解答を出すことが一番必要なことである。
 手続き問題も大事だし、アメリカと安倍君の意図がどこにあるかも大事だが、もっと大事なのは、中国問題への現実的な解決策が示されることである。
 対抗して軍事力を強化することがはたして抑止力になるのか、抑止力という考え方がいかに危ないものであるか、東アジアの平和のためにいま日本がなすべきことは何なのか。
 議論の正面にこれを据えなければ、安倍流目眩しに勝つことはできないだろう。
 そればかりか、手続きの不法性ばかりを強調していれば、じゃあ、憲法を変えますということにもなりかねない。いちばん大事なところがおろそかにされているように思えるのだ。
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