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価値観もしくは人生論(植田さんのコメント250に)

 ぼくのマルクス読書は極めて限られているので、その中にマルクスが人間の価値観や人生論的なものに触れた個所を見出すことができません。ぼくの読んだ範囲では、彼の書いているのは、哲学、歴史学、経済学に対する方法の問題だけであったように思います。もちろん彼は労働者の悲惨な現状を書いています。しかしそれはなんら論理から出てきたものではありません。現実を見つめる人間の自然な感性の所産です。
 感性的なものを論理から生み出すことはできないし、それをやると危険なことになると思います。それはあくまでも生活的なもの、すなわち文学なのです。
 論理が役立つのは、現実に対して感性が立ち向かうその方法の問題を考察するときなのではないですか。
 マルクスから価値観を導き出せると言われると、マルクスのどこからだろう、ぼくのまだ読んでない本のどこに書いてあるのだろう、と不思議な気がします。
「それはお説教だ」というセリフが強烈に記憶に残っているのですが、どの本だったか思い出せません。たいして読んでいないから、「ドイツイデオロギー」か「経済学批判序説」だったかもしれません。エンゲルスではなかったような気がするのですが、あるいは「フォイエルバッハ論」か「反デューリング論」かもしれません。「党宣言」や「空想から科学へ」ではないと思います。 ほかに何を読んだか、たぶんそのくらいしか読んでいないと思います。
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コメント
255:植田さんに by 石崎徹 on 2014/06/03 at 13:52:29 (コメント編集)

 だいたいわかります。「導き出す」という言葉は確かに誤読を誘う表現でしたね。「導き出す」ことは可能かもしれません。

254:私の読み間違えでした、スミマセン by 植田与志雄 on 2014/06/03 at 13:05:15 (コメント編集)

「私はマルクスの【論理】から価値が導き出せるとは言っていないつもりです」
なんて書きましたが、これは石崎さんの言われた「マルクスから価値観を導き出せると言われると、マルクスのどこからだろう、ぼくのまだ読んでない本のどこに書いてあるのだろう、と不思議な気がします」の完全な(?)読み間違いでした。
石崎さんは「マルクスの中には価値を論じているところはないよ」と言ってるだけでしたね。石崎さんの言う「価値を導き出せる」というところを植田が勝手に「論理から価値を導き出せる」と解釈してしまっていただけでした、うんざりされたことでしょうね、スミマセン!!

252:石崎さんへ by 植田与志雄 on 2014/06/02 at 13:22:12 (コメント編集)

高原さんのコメントを飛ばしてスミマセン。

*繰り返しになって恐縮ですが、石崎さんが私の言ってることを誤解されているようなので、そこだけでもはっきりさせたく思いますので。

*石崎さんは「マルクスから価値観を導き出せると言われると、、」と言われますが、私はマルクスの【論理】から価値が導き出せるとは言っていないつもりです。

私は
*マルクス主義は【科学(論理)】+【価値(感性)判断】の両面から成っている。
*マルクス主義は後者も含んでいるから全体を科学と呼ぶのは違う。
*科学(論理)と価値(感性)は互いに尊重すべきだが別物で混ぜ合わせないほうがいい。

石崎さんは
*マルクス主義は後者の【価値】を含んでいないから【科学】と呼ぶことに抵抗がない。
*マルクス主義の科学(論理)から価値を導き出すのは違うし、マルクスもそんなこと言ってない。

私の言いたいのはこうです。
科学と価値は互いに無縁ではないけれど別物。科学は価値と無縁であってはならないけれど、価値は多様だから科学は価値の制約を強く受けると安定性を失う危険がある。しかし常に価値からの点検をうけるべきでもある。一方、価値も科学を離れては現実世界においては実体として存在できない。科学も価値も互いに自己を主張しつつ混じりあわず独立を保ってハーモニーをなすのがいいのではないか。マルクス主義は一つのハーモニーではないか。

251:マルクスの価値 by 高原利生 on 2014/06/02 at 10:14:57 (コメント編集)

 二つあります。
1.マルクスの価値について
 マルクスは直接にではないが、根本的な価値の見直しをした人だと思います。価値を最も表しているのが、マルクスの理念ですね。
http://www.geocities.jp/takahara_t_ieice/ の
「マルクス主義とは何か?そして問題は? 二版」で、
 「われわれの目的、行動には、理念実現から日々の生活にいたるいくつかの階層がある。いずれも価値に基づく態度、粒度特定、論理、行動である。
 理念は、価値に基づく態度、粒度特定、論理、行動の集積である。典型的な理念として、マルクス、エンゲルスの述べた哲学の消滅、国家の消滅や、私的所有の弁証法的否定、搾取による人類の前史が間もなく終わり自由な人類の本史が始まるという未来像が知られる。
 所有と帰属は、人の対象に対する態度の、双対の関係にあり、所有は、人に対象を引き付ける意識と態度、帰属は、対象に人を引き付ける意識と態度である。マルクスは、この両者を二つとも相対化、対象化しようとした。所有については成功しなかったが、問題としてとらえただけでも偉大であった。
 おそらく、資本主義の利益第一主義に代わる新しい推進力は、所有と帰属を解決しないと得られない。マルクスは、これを意識していたが解決できなかった。」
と書きました。
 マルクスの「人生論」は、彼の文学などのアンソロジーではいくつか読めると思います。
 「それはお説教だ」というセリフは、分かりません。思い浮かびません。

2.二番目は、科学の価値の扱いについてです。方法論の検討をやってきて、価値を避けて通れないことにやっと気づき、
 石崎さんに読んでいただいた、
「技術と制度における運動と矛盾についてのノート」高原利生
http://www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/jpapers/2013Papers/Takahara-TRIZHP-1307/Takahara-TRIZHP-Paper-130727.html
の32項で、価値をどう扱うか検討しています。ご覧ください。

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