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「ふくやま文学」合評会

 実り多い合評会だった。22名参加。9時半から16時半まで、昼食をはさんでみっちりやった。そのあと21時ころまで懇談会。
 多種多様な意見が出て激論を戦わせた。みなアマチュアだが、文学への思い入れは半端じゃない。それぞれ持論を持っている。持論を持ちうるだけの読書経験の持ち主たちだ。その人たちがぞれぞれテキストを深く読み込んできている。半端な読み方で参加しては太刀打ちできない。よい街に越してきて、よい人たちに出会った。
 去年は「まがね」44号が多量に余ったので、持参して全員に配ったが、今年は持っていかなかった。おもな人にあらかじめ郵送しただけだ。一人から「ノロ鍋」の後編が読みたいと言われたので、今日送った。あの読みにくい小説を読んでくれる人がいるというだけでありがたい。
 皿海達哉氏は「ふくやま文学館」の館長を退職した。彼はさっき長電話をかけてきて、「ノロ鍋」の批評をしてくれた。現場描写がわかりにくいという指摘は当然出た。普通の読者はそれだけで読むのをやめてしまうと言われた。もっともだ。
 会話は褒めてくれた。「と言った」になってないのが良いと。実は最初の原稿では「と言った」の多いのが目について最終稿で削ったのだ。
 ただ人物は多いが、姿かたちの描写がないのが欠点。
 書こうとした意図は的確につかんで共感してくれた。社会組織の不条理が書けていると言って、氏自身の経験を話された。高校教員時代に解放同盟の追及にあい、ことなかれ主義の同僚たちから沈黙を要求され、一時神経を病みかけたこと、その同僚たちはみんな出世したそうだ。「渋井」をめぐる問題を氏自身の経験と重ね合わせて普遍的な問題としてとらえてくれた。「民主文学」の批評家諸氏のような一面的な見方はしていない。
 ただ、部落問題は複雑でぼくには知識がない。学ぶべきことが多すぎる。
「渋井」をもう少し描き込むべきであると。ぼくもそう思い始めていたところだ。
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