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クリミア

 クリミアおよびウクライナの情勢は今後どうなっていくかまだまったく分からないが、共産党の志位委員長はロシア大使館に抗議した。ハンガリー動乱は別にしてプラハの春以後、あらゆる内政干渉に反対してきた共産党として一応筋の通った対応と言えよう。
 だが、アメリカとヨーロッパ諸国の抗議はまったく筋が通らない。さんざん他国に一方的に軍事攻撃をかけてきておいて、いまさら何を言うのかである。ことを決するのは軍事力だという見本を示してきたのは彼らではないか。
 クリミアのケースはコソボと似通ったところがあるだろう。コソボの独立をセルビアが認めず弾圧したので、アメリカとNATOが介入した。
 クリミアではロシア系が多数であるから、住民投票をすれば、独立かロシアへの帰属を選ぶ。ウクライナがそれを拒否すれば戦争になる。アメリカおよびヨーロッパ諸国の言い分は、それまで待つべきであったということなのだろう。まだ戦争が始まってもいないのにロシアが介入するのはけしからんということなのだ。
 なるほどその方が賢明であったかもしれない。だが、そのとき多くの人命が犠牲になっただろう。もちろん、今回もウクライナが軍を動かせば同じ結果になる。
 あるいはロシアが介入しなくともウクライナは独立を認めたかもしれない。
 しかし、すべては歴史の「もしも」だ。
 もちろん、ロシアの本音はロシア系住民の保護ではなく、ロシア黒海艦隊基地の維持である。
 だが、客観的に見た場合、どちらがより犠牲が少なくて済む選択であったのかは、難しいところである。
 今後に望むことは戦争せずに済む道を双方が賢明に探ってほしいというだけだ。アメリカとヨーロッパ諸国とがウクライナをけしかけるようなことを言うべきではない。
 彼らがロシアに抗議してもかまわないが、それなら自分たちも今後他国への一方的攻撃をやめると言明すべきだ。
 ただ、以前から思っていることだが、他国の「内政」への干渉というのは微妙な問題だ。人権問題がひとつ。もうひとつは独立への弾圧を「内政」と考えるべきなのかという問題がある。
 国際世論を牛耳っているのがアメリカとヨーロッパ諸国なので、いつも彼らに都合の良いように流れてしまう。
 しかしそれに異論をとなえようとする側にも、解明を要する課題が残っているように思う。
 そういったことを見極めつつ、いまは状況の推移を見守るしかない。
 内戦の勃発とロシア系非ロシア系の殺し合いを懸念するが、いまひとつの懸念は、少数民族クリミアタタールの運命である。
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