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秋田書店と吉良よし子

 ぼくの情報源は朝日新聞しかないので、秋田書店がなぜこんなに大きく取り上げられるのか(同業のよしみで古本屋通信だけが大きく取り上げているのかもしれないが)、またそこになぜ吉良よし子が噛んでくるのかわからなかったが、吉良よし子の質問映像(参院総務委員会)を見て納得した。「秋田書店を解雇された女性からも話を聞きました」と一言触れている。(しかもブラック企業告発の文脈の中で)。なるほど、これではまずい。この発言だけでは女性から聞いた話の裏が取れているようには受け取れない。(実際には綿密な調査をしているのかもしれないが、それが発言に反映されていない)。法廷での弁護士は、依頼人が正しいと仮定してその法的利益を守るのが仕事で、裁判相手の利益のことは考慮すべきではないが、政党はまた立場が違うだろう。事実関係を公正に検証する必要がある。古本屋さんが抗議するのももっともだ。(よく知らないことには触れたくなかったが、ぼく自身吉良よし子を持ち上げてきた責任上、一言書いた)。
(上記とは別のテーマになるが)ブラック企業の問題も複雑ではあるが、われわれの時代には考えられなかったようなひどい労働実態に置かれている若者たちがいるのは事実だ。最初から使い捨てを前提に雇用し、過重なノルマを押し付け、使えなくなれば容赦なく切る。御用学者たちの書いた自己啓発の本を読ませ、研修を繰り返して洗脳する。ついていけなければ人生終わりだと信じ込ませる。ほかの働き方を知らない若者たちは本気で信じ込んでいる。これはオウム真理教と一緒で、当人たちは脱出の意志を持ちようがないのである。「世界」13年5月号を読み、また友人からその息子の陥っている状況を聞く中で、現実にそのような特殊な世界があって、これはもう単なる労働問題とは言えないのじゃないかと思わざるを得なかった。むしろカルトに近い。資本対労働という問題の枠外で対処すべき問題であるように思われる。
 ただそういう特殊な労働実態と、一般の労働とをどこで区別できるのかというのも複雑な問題で、労働組合がすべて御用組合化し、その組織率さえ最低にまで落ち込んでいる日本の現状の中で打開の道を見出すのは難しい。
 いわゆる「民主経営」も話を聞く限り、自由競争の渦の中、労働組合がはたしてどの程度役割を果たせているか、疑問がある。
 総じて、現状は経営側にも苦難を強いているように思われる。
 結論を出せなくて申し訳ないが、個々の問題は現場の実情に沿って当事者たちが解決していくしかないとしても、この問題で世論を喚起しようとしている共産党と吉良よし子の動きは、(不用意な勇み足もあるだろうが)全体としては評価したいとぼくは考える。
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