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何度も書くが「モチーフ」

「民主文学」の今年の新人賞の選評で、二人の選者が「モチーフ」という言葉をただ単純に創作動機(もしくは創作衝動)というくらいの意味あいで使っている。
 何度も書くが、この言葉のこういう使い方に対して強い違和感がある。ほかの文芸誌をまったく読んでいないので、ぼくの認識は違うのかもしれないが、ときたま新聞の文芸時評やその他の機会に見ることのある、民主文学以外の作家、評論家の使うこの同じ言葉「モチーフ」が、単純な創作動機(衝動)の意味あいで使われているのを一度も見たことがない。
 彼らはだれでも、「モチーフ」を音楽や美術で使われるのとまったく同じ意味で文学でも使っている。つまり、作品のなかにあって作品の動因となっている素材というふうの意味あいである。テーマに近いが、テーマと微妙に違う。テーマは作者の主観に近似的だが、モチーフはもっと客観的に作品そのものに内在的である。
 民主文学の外の世界では(日本国内に限るが)、この用法はすでに定着していると思われる。それを民主文学の関係者だけが、まったく違う意味で使うことの理由は何なのか。
 動機(衝動)について語りたいのなら、「動機(衝動)」と日本語で書けばいいのだ。すでに別の意味で使われている「モチーフ」をそこに引っ張ってくる理由はない。「モチーフの強さ」だとか「作者の強いモチーフ」だとか言われると、頭のなかがこんぐらかってしまう。
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