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野里征彦「ジュラシック・パーク」(「民主文学」21年3月号)

 作者自身が主人公であることがはっきりしている小説で、でありながら主人公の名前は西野である。「作者自身が登場しながら、わざわざ名前を変えるのはなぜか」とつい最近書いたばかりだが、この小説に関しては、そういう疑問を持たなかった。そしてなぜ持たないのだろうと考えながら読んだ。
 主人公は西野でも野里でもどちらでもよいという気がした。つまり、西野が作者であろうとなかろうとこの小説には何の影響もないと思えたのだ。
 そうは思えなかった他の作品との比較において書かねば納得してもらえないだろうが、いま、そこまでこの問題に立ち入る気はない。
 つまり、面白く読んだ、満足したということを書いておきたいだけなのである。先日の連載小説よりもずっと良かった。あの小説も1回目は期待させたのだが、飛び飛びで読んだせいなのか、結局あまりピンとこなかった。今回作はただ身近なことを何の気負いも企みもなくエッセー風に書いているだけなのだが、ひとつにはたいへんユーモアがあったし、そのユーモアが人間の本質に迫っているようなところがあって、読ませた。軽い話だが、心にすとんと落ちる。よくよく考えると、巧まないように見せてじつはこっそりと巧んでいる小説なのだ。

 小林作品については勘弁させてもらう。途中でついていけなくなった。あくまでぼくの個人的な趣向の問題に過ぎない。

 百合子特集だが、彼女の作品については、そのうち読むことがあれば述べるとしよう。いまはあまり関心を持てる作家ではない。
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