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「シジフォスの神話」

「シジフォスの神話」を読んでいる。これを読むと、もう「異邦人」論なんか全然書く必要がないじゃないかという感じになってしまう。カミュ自身が手を取り足をとるようにして「異邦人」を解剖している。例えば、マリイがムルソーに「わたしを愛してる?」ときいて、ムルソーが「いや、たぶん愛していない」と答える場面、読者はどういう意味だろうと考えこむが、「シジフォスの神話」(「シーシュポスの神話」清水徹訳 新潮文庫 2019年)の「ドン・ファンの生き方」131ページを開けば、詳細な解説がある。
 ちなみに、同じ新潮文庫だが、この清水徹訳の初版は1969年である。ぼくが読んだ矢内原伊作の訳は、初版が1954年で、ぼくが買ったのは19刷1966年だ。つまり、3年後には清水徹役に切り替わっていたわけで、そんなことはまるで知らずに50年経ってしまった。
 新しい本が読みやすいので読んでいる。読み終わったら、古い本とどう違うか、多少は照合するつもりだ。古い本をいまパラパラめくると、例によっていたるところ線を引いてある。当時どういう読み方をしたかを知ることができるだろう。
「『異邦人』の読み方(補遺)」を書くつもりだが、まずシジフォスを読み終え、あと、少しばかりほかの人の「異邦人論」に目を通すかもしれない。
 いずれにせよ、「樹宴」19号の8月締め切りに向けて頑張る。
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