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京都旅行(13)

 9月27日。8日目。大原である。
 ここはじつは一度だけ来たことがある。50年前だ。父が福山から出てきて、大原で同窓会をやるので、おまえも来いと言われて行った。どうやって行ったか記憶にないが、大原へ叡電は行ってないし、バスで行くしかないからそうしたのだろう。川べりの座敷で、父の同窓生たちに紹介されて飲み食いした記憶はある。
 草津の宿をいったん引き払う。大きな荷物を持って快速電車に乗り、京都駅に来た。荷物を大原へ運んでくれる商売もあるというが、多少金額が張るので、持っていくことにする。どこまでも貧乏旅行なのだ。だが、チェックインには早すぎるから、そのへんをうろついてから行こうということで、とりあえず、荷物をコインロッカーに預ける。そうなのだ。コインロッカー代と、荷物を運んでもらう料金とを比較して、コインロッカーを選んだのだった。そのコインロッカーの使い方が分からない。500円玉を入れたが返ってくる。100円玉しか使えないと書いてある。100円玉が3枚しかないので、両替を探す。両替の機械はあったが、ICOCAでもいいんだよと教えてくれる人がいた。そのICOCAをどう使うのかがわからない。なんかいろいろやっているうちにカチャとカギがかかった。
 まず大原行のバスを確認する。乗場と時刻表を見て、手ごろな時刻をメモする。切符売り場に行くと、一日乗車券の少し高いのを買えば、それが使えるという。ちょうど手持ちの乗車券が切れていたので、そうする。……と書いているが、そういうことはすべて妻がしてくれたのだ。ぼくはその間そこらをうろうろして行き交う人々を観察していただけだ。そうなのだ。ぼくは道も好きだし、乗り物も好きだが、人を見ることも好きだ。だから都市が好きなのだ。どこへ行っても人ばかり見ている。お寺や神社よりも人のほうに興味がある。
 東寺へ行く。ぼくは京都駅裏の市バスの車庫に住み込んで宿直をしていた時期もあり、また日新電機の分工場にいた頃は九条の寮にいた。だから、東寺はしょっちゅう目にしたし、たぶん近くも通っていると思うのだが、なかへ入ったことはない。
 福山方面から京都へ来ると、まず東寺の五重塔が目に入る。これを目にすると、京都へ来たなと実感する。今回9月20日に来たとき塔が見えなかった。というのは新大阪で新幹線を降りて、快速で京都入りしたので、これは在来線だから、おそらく新幹線の高架が邪魔して見えなかったのだ。
 東寺の五重塔のてっぺんは、宝ヶ池の地面の高さに等しい。京都はそのように北と南で大きな高低差があり、だから、「上がる、下がる」という表現がぴったりなのである。
 東寺はあるが、西寺はない。むかし消失して再建されなかった。高野山弘法大師の寺である。
 歩いても大した距離ではないと思ったが、バスで行くことにする。駅前の通りを少し西に走って、大宮通で国鉄の下を潜り裏手に出る。そこが東寺、唐招提寺である。広々とした敷地である。大徳寺は寺内に所狭しといくつもの坊があって、坊のほかはほとんど通路だけという印象だが、ここは広大な寺域にぽつんぽつんと講堂や金堂や五重塔があるという感じである。観た。
 ついでに梅小路の鉄道博物館へ行ってみるかということで、ふたたびバスに乗る。大宮通を引き返して元のところに戻り少し西へ行く。バス停をひとつ早く降りすぎた。ひと停留所歩いた。梅小路公園や水族館のあるあたりを歩いて、博物館に出る。大きな建物だが、ほとんど客がいない。入場料が高いので入るのはやめた。孫でもつれて来た時に入るべきところだろう。ここはむかしの操車場のあとなのだ。貨物車が減ってしまったので、全国的に駅近辺の広大な一等地が要らなくなり、こういう施設に換わっている。そろそろ駅に戻ろうということで、バス停でバスを待つ。バスは来たが、京阪バスだ。以前書いた。京阪バスでも一日乗車券は使えるが、このバスはどこか遠方から帰ってきたバスで、乗るときに整理券を取らねばならない。整理券は取った。だが、一日券は使えない。結局金をとられた。始発からとられなかっただけましである。短距離だから少額だが、ミスをしたのが悔しいのだ。せっかくいつもより高い一日券を買っているのに。
 駅のロッカーに戻り、ICOCAを使って荷物を取り出す。大きな荷物を抱えて大原行のバスに乗った。
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