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京都旅行(3)

 きょうの朝日新聞で、西寺跡の発掘が報じられている。もともと羅生門の東にあったのが東寺、西にあったのが西寺だが、西寺は早くに焼失してそのままになった。東寺は弘法大師の寺として残った。それはいいのだが、朱雀大路の地図が掲載されている。見ると山陰本線と重なっている。千本通が朱雀大路と思っていたが違ったかな、と一瞬思った。だがたいして違わなかった。山陰本線と千本通は近接して走っている。二条駅があるのも千本だ。
 この二条駅は以前に来たとき駅まで入った。京都、福山間の乗車券で乗れるならここから乗ろうとしたら、そうは問屋が卸さなかった。二条、京都間の切符が別にいると言われた。
 ここへはたぶん地下鉄で来た。帰りの汽車にまだ少し時間があったのでここからもう一ヶ所、どこか行きのバスに乗ろうとしたのだ。どこだったか、思い出せない。そのバスの時刻まで間がありすぎたのであきらめて帰ることにした。ここが地下鉄東西線の西の終点で(当時)、東の終点(これも当時)蹴上まで一度乗った。蹴上はもう東山の山中なので、地下鉄はべらぼうに深いところに停まる。エレベーターでえんえんと昇って地上に出る。そこからたしか南禅寺に行ったのだ。
 それがいつのことだったのかはっきりしない。10数年前だと思う。母のお骨を納めに金沢へ行った帰りだったかもしれない。
 話を、今回の旅行の初日に戻す。
 観光客だらけの京都駅を出て、観光客だらけのバスに乗って、観光客だらけの二条城を横目に見て、堀川通をまっすぐ上がり、丸太町、下立売から、下長者町に着いた。宿は停留所のすぐそばだった。チェックインは3時からなので、とりあえず荷物を預けて、ついでにそこのレストランで昼食を食べる。さてそれからいよいよ旅の予定を立てる。まずきょう半日をどうするか。
 場所的に言って出町はそんなに遠くない。出町枡形商店街に行きたいのだとぼくから提案した。つい最近「ブラタモリ」で見たのだ。出町はしょっちゅう行き来していたのに、そんな商店街があるなんて知らなかった。そのうえ、そこは京都アニメーションのアニメの舞台になったところだと知った。話はまとまった。しかし経路がすぐには決まらなかった。「どこかそのへんの道を東に歩けば烏丸に出る。道の向こうは御所だ。そのへんに門のひとつがある筈だから、そこから入って御所をぶらぶら歩けば河原町の手前に出る」
 だが、この提案は一蹴された。そんな長い距離を歩くことはできない、バスに乗ろうということになった。とりあえず宿を出て堀川を上がる。堀川は、道路の東半分が広くて深い堀になっている。ずっと深い地下二階くらいのところを、けれども、流れはちょろちょろとしか流れていない。そこに遊歩道がある。天井はないが地下道のようなところだ。地元の人が犬を散歩させている。
 今出川まですぐだと思ったら、なかなか行き着かない。かなり歩いた。「ほらごらん」と妻に言われた。「ここまでだってこんなに歩くのに、御所の向こうまでなんて歩けるわけがない」
 堀川今出川でバスに乗る。二停留所で烏丸今出川。その東北角が同志社、東南角が御所だ。同志社と御所の間を走る。御所は、建物は春と秋の二回の公開のときしか入れないが、門が方々にあり、敷地に入るには自由だ。同志社の表庭のような位置なので、なにかというと入って芝で寝転んだり、座って話し合ったりした。一方の門から入って別の門から出ることもできる。広大な敷地である。
 烏丸今出川の次が同志社前、しかしこれは同志社女子大前なのだ。その次がいよいよ、河原町今出川、別名出町である。エッセイに書いたとおり、枡形商店街はすぐ見つかった。アニメファンが押し寄せているかと思ったが、あまり目立たず、地元の買い物客のほうが多かった。観光向きの店ではない。素朴な台所だ。ずっと西に進むと四つ角があり、そこに古びた小さな映画館があった。出町館である。若い女性がしきりにポスターを張り替えている。メジャーでない映画を上映する自主上映館のようだ。翌日宇治に行って人力車に乗ったとき、車引きのあんちゃんが、あそこで「この世界の片隅に」を観ましたと言った。この映画館のことは妻もガイドブックで調べていて、雨が降ったらそこで映画を観ようと思っていたそうだ。別の方角からだが、偶然同じ場所を思い浮かべていたわけで、まずは妻をがっかりさせずに済んだ。
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