FC2ブログ

プロフィール

まがねとおる

Author:まがねとおる
無名人
新潟の同姓同名はまったくの他人
以上

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

FC2カウンター

カテゴリ

リンク

RSS

「樹宴」17号

 9月20日発行。220ページ。それでも収まりきらずに、作品のいくつかを小さいポイントにしている。さいわい、ぼくの戯曲は大きいポイントで載せてくれた。
 守屋陀舟が、2回まで連載した好評の現代作品を休筆して、平安朝の300枚を書きつつあるが、資料調べに手間取って間に合わないということで次号一挙掲載。
 ところがほかの作家だけで220ページになってしまった。
 大丘 忍「春のいぶき」192枚。65ページ。
 木沼駿一郎「愛と死と」240枚。79ページ。
 石崎 徹「コスモス」156枚。56ページ。
 それに木沼駿一郎のエッセイと、池田忠昌の、サンフランシスコ報告および日本脱出の青春記ということで220ページである。
 じつをいうと「コスモス」は400字詰めにしたことがないので、何枚なのか分からない。戯曲なので、400字詰めにはしにくい。木沼さんが勝手に156枚と書いてくれたが、どうやって計算したのかわからない。だが、ほかの作品と照合するとほぼそんなところだろう。
 池田さんのサンフランシスコ報告は毎回たいへん面白い。独自の観点から移民社会を書いており、新聞等では得られない見聞がある。今回それに加えて、青春時代に日本を離れる過程の連載が始まった。楽しみだ。
 10日間の旅のあとで、「ふくやま文学」と中国地区集会も間近に控えて、220ページがなかなか読めない。池田さんの2作品と、木沼さんのエッセイだけ先に読んだ。自作さえ、先日やっと目を通し、またまた間違いを見つけてしまった。
 きのう、「愛と死と」をやっと読了した。その感想は後日書く。たぶんいま木沼さんは入院中だ。一言だけ書くと、たいへん壮大な作品。ばらばらに見えていたことがらが、ラストでピタッとひとつにつながる。なかなか見事である。さまざまなトリックが張り巡らされている。加えて、木沼ワールドは、東京のさまざまな場所の、下町的な風景に味わいがある。何気ない情景描写にリアリティがある。そこが強みだろう。ただたぶん弱点は、人物描写。ストーリーに引きずられて人物が類型になっている。松本清張作品とよく似ている。これは読者の好き好きかもしれないが。あと問題なのは、誤字脱字、てにおはの間違い、漢字の誤用、つじつまの合わない文章、こういう初歩的なところを指摘しあって直していく修業の場が必要だ。小説は文字を使った表現なのだから、文字の使い方に気を付けるべきだろう。
「春のいぶき」は京大時代の話らしく、楽しみにしているがまだ読めていない。
 とりあえず中国地区集会の準備に入るので、それが済むまで、お預け。そのあと「ふくやま文学」の作品にかかるので、もっとお預けになるかもしれない。
「コスモス」については先日から書いているとおり、できがよくない。10年前に書いた元の作品が二つの劇の同時進行というややこしいものだったので、その片方を削除した。ところがその片方というのは主人公の内面劇だったので、それを削った結果、主人公の人物像が描けなくなってしまった。何を書いている劇なのかさっぱりわからない。失敗である。
 だから、今回増刷はやめた。将来決定稿に書き直すつもり。手元の5冊はすでになくなったので、もしご希望の方がおられたら、木沼さんに直接注文して下さい。いまは入院中だと思うが。そういえば、「文芸同人誌案内」に送る分も失くなってしまった。
関連記事
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
▼このエントリーにコメントを残す