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イリイッチ(伊里一智)について

 古本屋通信でこの名前に出会ったとき、頭の倉庫の奥深くから、ぼんやりとした記憶が甦ってきた。レーニンの名前に由来するこの仮名を称する日本人について、聞いた覚えがある。だが思い出せるのは名前だけだ。だからイリイッチについて書くことは何もない。ただ彼について書かれた古本屋通信の文章に少し感想がある。
 古本屋通信によると、イリイッチは東大大学院共産党支部に所属して、東京都党会議の代議員に選出されるべく、院内他支部に多数派工作を行い、その結果選出されたが、党規約違反によって、代議員を取り消された。彼は党大会(全国)の会場周辺でそれに抗議した。この行為を規約違反として除名された。なお、彼は都党会議に宮本顕治議長解任決議案を提出する準備をしていた。(ここまで古本屋通信文章中のウィキペディア引用)。
 他支部への多数派工作は規約違反である。党員は自らの所属組織、および上部機関に対しては発言権を持っているが、それ以外の場で党の決定に反する言動はできない。だから多数派工作を理由に代議員を取り消した党の決定は、規約に合致している。
 また都党会議は党大会代議員を選出する機関であり、党大会は中央委員を選出する機関であって、議長の選挙権も、したがって解任権も持たないから、この決議案には有効性がない、とする古本屋通信の説明も、規約に合致している。
 党規約上、党のとった行為は正当なものであるという古本屋通信の主張にぼくも賛成する。イリイッチは除名されて当然である。
 ただイリイッチを彼の上記の行為のみによって、人格的に貶めることはできない。
 もちろん古本屋通信はその他の理由をいろいろあげているのだが、ここではこの問題に限って考えてみる。
 イリイッチは規約上除名されて当然だが、除名も規約違反も党の内部問題であり、イリイッチはその点に関して一市民として批判されるようなことは何も行っていない。彼は日本の法律も犯しておらず、また道義上問題となる行為もない。ただ共産党員にふさわしくないというだけで、一市民として責められる点は何もない。
 そしてぼくに言わせれば、規約に違反したかどうかなどということは一党派の内部問題にすぎず、いささかみみっちいテーマである。
 むしろ論ずべきはこのような規約が一体いまの日本で有効性を持つのかという問題であろう。
 繰り返し書いてきたとおり、ぼくはこの規約を時代に合っていないと思っている。
 いったい選挙運動のない選挙とは選挙の名に値するのか。多数派工作なくしてどうやって自分の主張を広めることができるのか。選挙運動のない投票が投票の名に値するのか。めくら投票ではないか。
 これ以上書くと、ではほかに左翼政党を組織するいかなる有効な方法があるのかと問われるので、ここでやめる。
 一傍観者であるぼくには方法論がない。それは組織活動の実践者のみに可能なことだ。
 ただ一市民としてじれったく思うので提起するのである。いまの規約を維持する限り、共産党には未来がない。

 少し余談を付け加える。
 最近共産党の悪口を専門に書いているサイトにたまたまぶつかった。主催者は毎日赤旗を丹念に読んで批判している。この主催者にはある程度自制が感じられるが、そこに膨大な量のコメントがぶらさがる。少し読んでみて呆れてしまった。これが世にいうネトウヨであろうか。はじめて目にしたが、その品性と教養の無さにはいうべき言葉もない。
 ワンフレーズが延々と続いていくが、よく見ると同じ人物が繰り返し書いている。実際にはわずかな人数なのかもしれない。しかしそれにしても悪口専門のサイトがあってそれにコメントが無限につくということは、案外共産党って人気があるんだなと再認識した。
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