FC2ブログ

プロフィール

まがねとおる

Author:まがねとおる
無名人
新潟の同姓同名はまったくの他人
以上

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

FC2カウンター

カテゴリ

リンク

RSS

斎藤克己「きみの瞳のなかのぼく」(「民主文学」18年11月号)

 この作品を述べる前に、同じ作者の「銃を持つ思想」(17年3月号)に触れておきたい。
 作者名でこのブログを検索すれば、過去に書いた評が出てくるが、そのときには何点か欠点を指摘していた。今回読み直してみて、その指摘は全部取り消す。非の打ちどころがないように思える。少年時代の思い出も書きすぎているとは思わなかったし、タイトルもむしろぴったりしている。カラスの扱いもあれでよい(過去にその3点を難じていた)。
 なんと言っても文章がいい。清澄なと言おうか、静かに、静かに、澄みわたった文章である。澄み渡った文章で淡々と書いていって、最後に破たんがあるのだが、それは全否定と言ってもよいほどの破たんなのだが、しかも破調ではない。全体の調子を保ったままで内容的に破たんさせる。そういう作品である。
 そのへんが、芥川賞の「送り火」と違う。「送り火」のようにわざとらしくない。より心に響く。

 と、ここまでずいぶん前に書いて、忙しさで続きを書けなくなった。今回作について書くつもりだったのだが、日を経て、記憶があいまいになって、読み直す時間も今とれないので、一言だけ。
 前回作同様、澄んだ平静な文章である。最後にやはり何かそこまでと違うことが書かれるのだが、それが何を意味しているのか読みとれなかった。で、作品全体で何が描かれたのか、今回はまだ受け取れていない。
 半端な感想で申し訳ない。時間がとれればもう一度読む。
関連記事
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
▼このエントリーにコメントを残す