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リアリズムとロマンチシズム

 独断的見解だが、文学史とはリアリズムとロマンチシズムとの相克の歴史だと思っている。リアリズム小説が蔓延すれば、それに反発してロマン主義的小説が出てきて、引っ繰り返す。ロマン主義的傾向が鼻につき始めると、またリアリズム小説が頭を出してくる。
「芝居とは現実でもない、夢でもない、現実と夢との中間にあるのが芝居だ」と言ったのは、たぶん「かもめ」に登場するきざな作家だった(記憶違いかもしれない)。
 ぼくは小説というものをそういうものとして考えてきた。小説は現実でもない、夢でもない、その中間にあるのが小説だ。
 福岡伸一が、今日の朝日で、科学は分析し、芸術は総合すると書いている。分析して示されたものは、じつは現実ではない。もう一度それを総合しなければ、現実とはならない。
 さまざまな社会のひずみに対して、それは歴史的現実なのだ、と言うことは間違ってはいない。さまざまな条件のもとに歴史的現実がある。けれども、それに対する素朴な不満、疑問を消去することは、歴史を止めてしまうことにしかなるまい。素朴な不満、素朴な疑問こそが大切なのだ。そういう感受性がなければならないのだ。
 ばらばらのことを書いたようでもあるが、ぼくのなかではすべてつながっている。
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