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立春

 立春て何だろうと思って調べていたら意外なことがわかった(ぼくにとってだけ意外だったのかもしれないが)。立春を旧暦だと思っている人が多い。だが違うのだ。旧暦は太陰暦であり、月齢に基づいている。だから旧暦では、満月は毎月15日か少なくともその周辺である。だが立春は旧暦では毎年日が違う。むしろ新暦でこそ毎年2月4日か、その周辺なのだ。
 立春は24節気で、これは太陽暦なのである。中国では春夏秋冬の区切り方が西洋とは異なる。春分、夏至、秋分、冬至を、春夏秋冬の中心としてとらえる。したがって、冬至(冬の中心)と春分(春の中心)の中間日が立春(春の始まる日)である。同様にして、春分と夏至の中間日が立夏、夏至と秋分の中間日が立秋、秋分と冬至の中間日が立冬である。
 これは太陽暦だから、新暦では毎年ほぼ同じ日になる。旧暦では毎年違う日である。旧年のうちに立春したり、新年が始まってしばらくして立春したりする。立春が一度もない年もあれば、年に2度(年初と年末に)立春があることもある。30年に一度くらい旧暦の1月1日が立春と重なるそうで、それはたいへんおめでたい年なのだという。(近年では1992年、次は2038年)
 春が立つとは「いまからだんだん春になりますよ」ということであって、「春が来た」ということとは少し語感が異なる。それでも大陸では立春から気温が上がり始めるそうだ。海洋国日本では一番寒いころが立春なので、違和感がある。
 気象庁が「きょうから暦の上では春です」などと言うので、「たぶん、旧暦の2月4日が立春で、新暦では3月なのだ」と思ったら大間違い、もともと立春は新暦の2月4日なのである。8月にやるべき七夕を新暦の7月7日にやってしまうのとはわけが違う。
「きょうから暦の上では春です」という言い方は「立春」という言葉の本来の意味から少しずれているように思える。だいたい、「暦の上」の「暦」とはどの「暦」のことを言っているのか、誤解が生じる。もちろん旧暦ではない。では新暦なのか。新暦なのだが、季節の区分方法が現代とは異なる。現代の「暦の上」ではない。大陸人がむかし日本に伝えた「暦の上」(24節気)である。しかも、その意味は、「春が来た」なのではなくて、「春に向かって立った」なのである。
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