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まがねとおる

Author:まがねとおる
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2021年04月のエントリー一覧

  • 薄井雅子「せめぎあう虚実」(「民主文学」21年5月号)

     これはぜひ読んでほしい。アメリカ在住者ならではの、アメリカ問題への複雑で確かな目を感じる。エンゲルスからの引用が面白かった。「僕のアメリカ人観がまちがっていなければ、その運動の壮大さと同時にまた、彼らがやってのけるあやまりの途方もなさでわれわれみんなをびっくりさせるはずだが、そのあやまりによって彼らは苦労しながらも、最後には明確さを得るだろう」 当時のヨーロッパ人が新大陸に抱いた複雑な気持ち、ヨ...

  • 「民主文学」21年5月号

    杉山まさし「遺句稜線」 自ブログ内を検索すると、この人とはずっと前に少し言葉の行き違いがあったようだ。そのときもぼくは作品をほめているのだが、冒頭の1ページをまるまる要らないと書いたことが上から目線だと言われた。下から目線の批評なんてないだろう。(ちなみに、その当時にいただいたコメントがすべて消えているが、これはとんでもなく長いコメントを寄せて来る人がいて、コメント欄がわけがわからなくなったので、...

  • 「民主文学」新連載 高岡太郎「廻り道」

     なんだか、すごい連載が始まった。連載はだんだん期待外れになることが多いが、今度はそうならないことを祈る。 製鉄所である。ぼくは製鉄所の地べたをはいずったが、これは天井に行こうとしている人の物語だ。そこから外れていきそうな気配をはらみつつ、次号に続く。たのしみだ。...

  • 浅尾大輔

     きのうの朝日新聞、純子ちゃんの記事を読みましたか。 愛知県の小さい町で町長リコール運動が起こっている。ところが町長派がこれを例の県知事リコール署名偽造事件と結びつけてデマ宣伝しているという記事。その署名集めをしている一人が浅尾大輔なのだそうだ。13年前、「論座」の編集者だった純子ちゃんは、浅尾大輔に吉本隆明をインタビューしてもらった。ときに浅尾大輔37歳、すでに新潮新人賞を受賞している。吉本隆明83歳...

  • 追悼 旭爪あかね

     さまざまなことが重なって「民主文学」を読めなかった。まだ4月号が1頁も読めていないが、先に5月号を少し読んだ。 旭爪あかね追悼号である。1966年生まれ。2020年死去。54歳。 死の数か月前に発表された絶筆「近況と雑感」、谷本論による作品論、数名の追悼文のほかに、吉開那津子が「世界の色をつかまえに」の成立過程を詳しく書いている。たいへん惹かれる内容なので紹介する。 旭爪は、この作品の前、1997年、30歳のと...

  • 「まがね」以外の諸山作品

     諸山作品は「まがね」以外では、「民主文学」2004年12月号に、支部誌同人誌推薦作品として転載されたものがひとつある。2003年の「まがね」40号で発表した「遠ざかる灯」である。あまり出来の良くない作品だ。「民主文学」のバックナンバーをチェックしたが、これ1作である。いい作品がいっぱいあるのに、どうでもよいような作品しか載らなかった。「民主文学」の編集方針として、年に一度の推薦作品以外は支部誌からの転載はし...

  • 諸山立と出会って

     諸山 立 1939年生まれ。たぶん。今年誕生日が来れば82歳と聞いた。 本年2021年4月1日 死去。 ジャズ喫茶アヴェニュー経営者。倉敷の美観地区にある。 詳しい経歴はまだ聞けていない。 三宅陽介亡き後、一時期「まがね」の会長を務めた。引き受けるときも渋り、その後もずっと辞めたがっていた。「まがね」に発表した作品名を列記する。枚数は、字数×行数×2段×ページ数を400で割った概数。内容に関する一言。〇✕は個人...

  • 諸山 立

    「まがね」掲載の諸山作品を読み直している。ぼくが持っているのは2001年の37号からで、たぶんそれが最初だと思うが、確認する必要がある。 20年前、諸山立は60歳くらいだった。その頃から書き始めたと聞いた覚えがある。10年前にすべて読んでいるが、今回読み直し始めて、あらためて、そのうまさに舌を巻いている。多少文章に雑なところもあるが、ほとんどプロの作品と言って通用する。同人誌の世界でうずもれるような人ではなか...

  • 訃報

    「まがね」の元会長、諸山立が亡くなった。 予期していなかったので、言葉がない。...

  • 宇佐見りんから

     今期芥川賞受賞作、宇佐見りん「推し、燃ゆ」について、主人公のキャラクターと文体とがマッチしていないという指摘があった。 たしかに、この主人公は学校でもバイト先でも家庭でもダメな女の子で、それなのに主人公の一人称の文体がしっかりしすぎている。これだけ自分で分かっていれば解決できそうなものだ、と感じさせられるところはある。 しかし、よく見れば、主人公の書いているブログの文体がそもそもしっかりしている...

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