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Author:まがねとおる
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2020年08月のエントリー一覧

  • ヒッチコック「ハリーの災難」1955年

     元来、観てきた映画の数は少なく、ヒッチコックもたいして観れていないのだが、ときたまパターン化したような反共映画に出合うと、どうもね、という感じだった。でも、すぐれた映画にも、いくつか出合った。 この映画は文句なしに面白い。シャーリー・マクレーンのあまりの可愛らしさに引き込まれてしまうということもあるのだが、方法として面白いなと思ったのは、舞台劇のように見せている場面だ。 死体の転がっている山の中...

  • 2019九州芸術祭文学賞作品集

     佳作になった「ふくやま文学」の瀬崎峰永(この賞への応募は「こおろぎ青」というペンネームを使っている)が、応募作品集を送ってくれた。かなり前にもらっていたのだが、瀬崎氏の作品だけしか読めていなかった。今回少し他の作品も読んでみた。 この賞の対象は九州人である。次の11の地区から選ぶ。 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄の8県と、福岡市、北九州市、熊本市の3市を合わせて合計11地区。 選者...

  • ブレイディみかこ「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」新潮社

     遅ればせながら、ようやく読んだ。すばらしいの一語である。① 読みやすい。② 面白い。③ 現代イギリス事情がよくわかる。④ 息子の学校生活に取材したホットな話題である。⑤ そこから的確に現代イギリスの(歴史を含めた)全体像へとつなげている。⑥ 日本を含めて、人類全体のすでに(もしくはいずれ)直面する問題の提起。⑦ 複雑な事情と向かいあう家族の在り方が真摯かつユーモラスだ。 いちばん驚いたのは、「ゆりかご...

  • 唯我論

    「主観的観念論」と書いたが、もっとそれらしい名前があったはずだと思いつつ、思い浮かばないままに書いた。いまやっと思い出した。「唯我論」もしくは「独我論」と呼ばれて、ほとんどSF漫画の材料なのだが、若いときにはわりあい話題にしがちなテーマだった。 と書くと、なんだそのことか、とがっかりさせたかもしれない。しかし、それはいろんなバリエーションでやはり息長く影響力を持っており、無視するわけにはいかない。...

  • 私は存在する。世界は存在する。

    「樹宴」19号向けの今回の原稿に、「私は存在する。世界は存在する」という語句を、サルトルの「存在と無 緒論」から引用した、つもりだった。ところが、その語句が見つからない。 50年前の記憶だけで書いたので、ひょっとしたら語句そのものは存在しないのかも知れない。それはその内容からぼくの頭に浮かんだ語句だったのかもしれない。いずれにせよ、それが「緒論」の結論であるのは間違いないはずなので、あえて変更はしない...

  • 「『異邦人』(補遺)」完了

    「樹宴」19号に向けて「『異邦人』の読み方(補遺)」を一応書き上げたので、試しに四百字詰めにしてみた。「樹宴」スタイルでは、25字×22行×2段=47ページだが、四百字詰めに直すと、120枚になった。前著が35ページ、90枚だったから、かなり増えてしまった。前著ほどテンポよくなく、なんだかもたもたしているようなので、読んでくれる人が少ないかもしれない。 第一章が、前著の誤読部分の解明になっていて、言い訳っぽいし、面...

  • 東 峰夫「父母に捧げる散文詩」(「民主文学」20年7月8月9月号)

     編集部はこの作品をきちんと確認したのだろうか。ぼくの読みが浅いのかもしれないが、ぼくには掲載すべき作品ではなかったように思われる。 ぼくの読みが間違っているとしたら、しかるべき読み方を提示してほしい。 一見、目取真俊の「オキナワン・ブックレビュー」のような風刺作品なのかとも思えないこともない。あの作品は架空の右翼的宗教家を登場させて、見事に皮肉った作品で、本を読みなれた人なら気づくように書いてあ...

  • 「民主文学」20年9月号

    風見梢太郎「国境の街で」青木資二 「オンライン」沢木 亮 「夕 空」松尾喜生 「あの日から」中島光子 「もも色の山茶花の下で」島田たろう「ファミリー」川本幹子 「FLOWER」 時間がないので個別の批評は勘弁してもらうが、「短編特集」ということで、それぞれ違う作家の作品がこれだけずらりと並ぶと、さすがに充実した読みごたえを味わった。 実体験に基づくと思える作品が多い。実際にはフィクションかも知れないのだ...

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