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Author:まがねとおる
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2018年01月のエントリー一覧

  • 「労働価値説について」 植田与志雄

     植田氏から頂いた文章を許可を得て公開します。   「労働価値説について」 植田与志雄 石崎文は労働価値説と剰余価値の分配に関するテーマがメインと思いますが、主に前者についてだけ書きます。1.労働価値説、この価値という言葉、私も石崎さんと似たような疑問を持っています。また多くの誤解があるので、それは誤解と言うには無理があると思います。 石崎さんの解答はこうですよね。・労働価値説での価値には道徳の色...

  • コメント 「樹宴」

     コメントを承認制にしたが、ちゃんと届くのかなと思って自分でテスト送信したら、承認なしで公開された。説明を読むと、承認制にしても自分で書いたコメントは無条件で公開されるのだそうだ(当たり前か)。 どなたかご協力いただける方、テスト送信してください。(システムがいまいち理解できていないので)。 さらに、いま、コメントを字数制限した。コメントが長いと管理できないからである。制限すると500字になる。 そ...

  • 「労働価値説」について

     マルクスをあまり読んでいないので、ぼくが理解した限りでのマルクスについて述べる。ぼくの描くマルクス理論が、ほんとうのマルクスと食い違っていれば、その部分はぼくによるマルクス批判だと思ってほしい。 ぼくの誤解かもしれないが、労働価値説の「価値」を、道徳的価値と錯覚する向きが一部にあるような気がする。ここに書くのはそれへの批判である。 ぼくの理解では、この「価値」とは「商品価値」のことであり、純粋に...

  • 浅尾大輔「中本たか子の心の傷」(「民主文学」17年10月11月)

     そもそも中本たか子を知らず、プロレタリア文学を知らず、日本文学も知らず、日本現代史も知らないので、読めるかなと思いながら読んだ。読めた。読ませる評論である。何も知らない人をも引き込ませる力を持っている。 一次資料を丹念に発掘しながらの論述であるから、普通に書くと平板になってしまうところを、いかにも作家の書いた評論だ。構成がうまい。厚みのある文体。ときに脱線して下関界隈の小島に妻と夕日を見に車を走...

  • コメントについて

     コメントを許可制にします。気に入らないコメントを遮断する目的ではありません。以下の事情によります。「樹宴」13号の原稿が揃ったそうで、まもなく発行されるでしょう。 そこに「スプーン一杯のふしあわせ」の第3回が載ります。次が解決編なので、この第3回で読者に犯人を当ててもらいます。その解答を当ブログにコメントで寄せてくれるように書いているのです。いきなり公開されると、解決編の興味がなくなってしまうので...

  • とうてらお「四歳の記憶と十二歳の記憶」

    「民主文学」18年2月号 久しぶりに「民主文学」誌の掲載作を全部読んだ。(連載は除く)。楽しく読んだ。全体として次のような感想を持った。 1、小説はさまざまだ。いろんな書き方がある。 2、小説は生活を書く。 3、素人作家には職業作家にはない良さがある。 とりあえず各作品をざっと見てみよう。 とうてらお「四歳の記憶と十二歳の記憶」 71年前、満州から引き揚げてきた兄弟が、現在の地点に立って、お互いの記憶...

  • とうてらお作品への追加

     追加「語り口の良さ」と書いたがそれは読んだ印象で、なぜそう感じたのかと考えてみることを忘れていた。いま思うと、それはよけいな感情的な叙述がないからだ。書いたことを、事実とさえ主張しない。記憶である。食い違う兄弟の記憶である。それだけを書く。そこによけいな感情の表出もなく、断罪もなく、理屈もない。でもその時、読者にはすべてが伝わってくる。...

  • 大石敏和「お赤飯」

     1957年の中学3年生の男の子の話。これも作者自身ではないかと推測する。43年生まれくらいだろうか。長崎県である。 長崎市内から、母と娘が隣に引っ越してくる。娘は同級生だ。父親は原爆で死んだ。その勤務先だった会社の社長が、妻と娘を原爆で失い、この母娘に心を寄せる。金銭的援助だけではなく、母親との間に肉体的関係もできたようで、彼が訪ねてくると娘は隣家に来て、彼が過ぎ去るのを待つ。娘は彼に良い感情を持って...

  • 渥美二郎「トレンチコート」

     (矢嶋直武は少し詳しく書きたいので後にまわす) とても短い作品。内容もどうってことないのだが、読後感が良い。これと最後の作品とは現代物。時代的バランスの取れた編集になっている。 いつものジローワールド。主人公は古着屋で素晴らしく気に入ったトレンチコートを見つける。だが高すぎて手が出ない。手が出ないのだが、「買物は未来社会への投票行動」(需要が社会を作る)と考える主人公は未練を残す。おりしも原稿料...

  • 松本喜久夫「明日も笑顔で」

     小説のうまい人だ。エンタメ的だが、エンタメけっこう、面白くてためになれば、それもありだ。 保育園と幼稚園の一体化問題である。 われわれ門外漢が普通に考えれば、一体化は当然のことのように思える。建物も庭も比較的広い幼稚園には園児はまばらで、先生は過剰で首を切られている。一方、フェンス一枚で隣り合った保育園は建物も庭も狭いところに園児がひしめき合い、先生も不足して待機児童が出る。ミスマッチとしか思え...

  • 矢嶋直武「源流」

    「源流」というタイトルが気に入らないと作者にメールしたら、自分も気になっているが、いいタイトルを思いつかないと返ってきた。 書いた本人は案外自分が何を書いたのかよくわからないものだ。書こうとしたものと出来上がったものとが違うということもある。何を書いたかがわかればタイトルは自然に浮かんでくる。 一読者の立場から言わせてもらえば、この小説にふさわしいタイトルは「新米教師の一年」である。そういうのんび...

  • 「源流」への追加

     <創立してまだ4年だろう>と書いたが、これも読み間違いのような気がしてきた。山の中で悪ガキを集めて何年間かやり、しかる後に悪ガキを引き連れて山を下りたのかもしれない。……いやそれではやはりおかしい。この学校はまだ卒業生を一度しか出していないのだ。 悪ガキを一度卒業させ、いまの三年生二クラスにまだ悪ガキが残っていて、町に移動後の最初の入学生がいまの二年生で、これが三クラスで、一年生は再び二クラスにな...

  • 交換価値と文学作品における作者と読者

    「エストリルのクリスマスローズ」のsakiさんが、このところ毎日マルクスを論じていて、きのうの日付で6回目だが、マルクスの交換価値からヴァレリーに跳んで、文学作品における作者と読者の関係を論じている。若干抽象的展開でわかりづらいが、興味深い論述である。関心ある方は読まれたし。...

  • 草薙秀一「ランドロワ・イデアルから遠く離れて」

    「民主文学」18年2月号で以下の4氏が座談している。 岩渕剛、乙部宗徳、田島一、宮本阿伎。 少し長いのだが、なかなか面白い。 乙部宗徳が、最近の民主文学の批評が作品紹介に偏っていて、突っ込みが足りないと問題提起した。それを受けて田島一が、――昔こういうことを言った方がいたでしょう。「みんなでいっしょに肩をたたいて仲間内で励まし合いながら、手をつないで沈んでいく、それではいけないのではないか」と―― こう...

  • 水生大海「ひよっこ社労士のヒナコ」

     町内会の仕事も山積しているのだが、寒いので出歩くのが嫌になって、「なるようにしかならない」とあきらめて、「民主文学」の最新号を読んでいる。 北村隆志「文芸時評」 批評家として当然ではあるのだが、この人も守備範囲が広い。エンタメ小説に近年「お仕事小説」というのが流行り出して、これがけっこう楽しめて、しかもためになるというのだ。 水生大海の「ひよっこ社労士のヒナコ」を挙げている。(みずきひろみと打ち...

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