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2017年03月のエントリー一覧

  • 「スプーン一杯」の感想来る。

     非公開コメントで、「スプーン一杯のふしあわせ」に感想を寄せてくださった。要点は以下である。「せっかく語り手に疑いを向ける要素を作り出しながら、なぜ簡単にそこからずらしてしまったのか。主人公が自らに向けられた嫌疑を晴らすために奔走するのならもっとスリルがあっただろう」 的を射た指摘です。さすがです。大いに参考になります。公開してよかった。ありがとう。...

  • 「ふくやま文学」29号

     3月というのは文学をやるにはふさわしくない季節だ。各種総会準備、各種役員の引継ぎ等がたびかさなって、読みかけていた「ふくやま文学」が意識のどこかに埋もれてしまった。4月から、より重い世俗の仕事を抱えることになって、文学へと頭が戻っていかない。でも、合評会にむけて記憶を新たにするために、少し書こう。 総234ページ、読み応えがあった。一番の出来は前号に続いて瀬崎峰永だ。27号の「ボクサー」、28号の「11...

  • 天皇退位私論

     政治学者、原武史が天皇退位にまつわる動きを批判している。憲法第4条で「国政に関する権能を有しない」とされているのに、明仁天皇がひとこと言うと政治が動いた。これはあきらかに憲法に違反している、と。きょうの朝日新聞である。 原氏が言っているのは明仁は退位してはならないということではない。明仁の言葉で政治が動くのはおかしいということである。退位に関する法整備が必要なら、それは国会が自主的に行うべきであ...

  • 小説と謎

     たとえば、ストーリーの当事者の心理を日本的=自然主義的=私小説的に丁寧になぞっていく、というのでなしに、第三者の目でストーリーの外側から観察したものだけを書いていく、あるいは、当事者の視点で書いてはいるのだが、当事者自身がはっきり呑み込めないままに、そういうものとして(はっきりしないものとして)描き出す。 こういう小説にはおそらく両面の評価がある。書かれていることがあいまいで痒いところに手が届か...

  • 豆塚エリ「いつだって溺れるのは」(太宰治賞候補 234枚 23歳)

     今日の新聞で16歳の少年がすばる新人賞を取ったと報道されていた。文章力、表現力、構想力といったものは十代で十分身に着けることはできる。あとはたぶん人生経験だけだ。それも若い人は若いなりにあって、齢をとると失われてしまう感性があるから、十代でなければ書けないものもある。 ぼくが十代の終わりで早くも行き詰まってしまったのは、あまりに孤独な少年時代で、人間関係に乏しすぎたのが一因だ。人間を書けなかった。...

  • 小説の条件

     読みたくなる小説の条件て、なんだろう。 古典の読書に専念していればそんなこと考えもしなかっただろうし、怠惰な人生を送ってきたせいで何も読めていないぼくは、それこそ古典を楽しんで余生を送っていればよかったはずなのだが、何の因果かアマチュアの小説にどっぷりつかってしまった。 懸賞小説の下読みをしているわけでもなく(下読みの皆さんは本当にご苦労様だと思う。下手な小説を読むということは苦行だ)、なんの義...

  • 「樹宴」11号発行

    「樹宴」11号発行です。 こちらには拙作ミステリー「スプーン一杯のふしあわせ」の連載を始めました。「福山ミステリー文学新人賞」一次通過作品です。各回百枚づつ、4回で終了です。 なお、次の各氏が小説を書いています。 大丘忍 守屋陀舟 足立 武 木沼駿一郎 定価500円 送料180円 116ページ(簡易製本) 注文先 〒125-0032 葛飾区水元3-1-14-204 深井方 樹宴文学同人会 TEL 03-3600-2162 e-mail kofu65y@yaho...

  • 「ふくやま文学」29号発行

    「ふくやま文学」29号が発行されました。 今回拙作「幽霊」を載せていただきました。 ほかにも13名の力作小説、5名の詩、6名の随筆、児童文学1、紀行文1、特集エッセー(食べごとのはなし)9、総ページ236頁上製、表紙絵は開原通人です。 定価500円、送料180円です。以下にお申し込みください。 〒721-0971 福山市蔵王町3197-3 大河内喜美子...

  • 噛み合わない議論

     コメント上で高原・植田両氏の議論が続いているが、はたから見ても噛み合っていない。なぜ噛み合わないかというと議論が抽象的だからである。議論対象が思考方法についてなのだ。思考方法というものは頭の中の問題で、各々別々だろう。むろん共通する部分もあるだろうが、それを見ている角度が違うし、それに与えている序列も違う。したがって名付け方も人それぞれで、言葉の意味するところがまったく違う。そういう場所でいくら...

  • 広井公司「トランス・ペアレント」(268枚 太宰治賞候補 39歳)

     作者は説明もなく、いきなり淡々と書き連ねる。読者はしばらく設定がつかめない。この調子で268枚も読んでいけるだろうかとふと不安になる。だが小刻みに区切られた3の章に入って、筑摩書房版の191ページの終わりごろから、その文章の与えてくれるイメージの美しさに思わず引き寄せられてしまう。 男に去られた女が娘を連れてドライブに出る。どこかの駐車場に車を止めて外に出てタバコを吸う。母親がタバコを吸うのを娘は初め...

  • コメント編集用ボタン

     コメント663のコメント編集ボタンが消滅しているという指摘があったので、見てみたら、実際663だけボタンが消えていますね。原因不明です。しかし、「コメント編集」とは妙な言葉ですね。「コメント訂正」と書くべきでしょう。「ワード」の技術者の使う日本語は日本語になっていませんね。 Windows出始めの頃、「不正な使用」という言葉が頻繫に出てきました。なにか法に反することをしたのだろうかと嫌な気持ちがしました。「...

  • 高原・植田対論

     コメント上で高原・植田両氏の対話が再開している。かなり抽象的な内容で必ずしもついていけていないが、目は通させてもらっている。まったく迷惑ではないので、どうぞ自由にコメント欄を使ってください。 両氏の比較的まとまった文章をいくつか印刷して、手元にあるのだが、まだ読めていない。当分読みたい小説を何本も抱えているので、そちらを優先したい。 そのうちまた両氏の話し合いに参加させてもらいます。...

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