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Author:まがねとおる
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2016年01月のエントリー一覧

  • メールアドレス

     メールアドレスの公開は別に問題が生じるとも思わないのだけれど、もう少し検討するので、ぼくのアドレスを知りたい方がおられたら、とりあえず、非公開コメント、もしくは拍手コメントに、ご自分のアドレスをお書きください。そこへぼくのほうからメールを送ります。これで個人通信可能です。...

  • 中華民国旗

     中華民国旗についての面白い記事が載った。この旗は左上に国民党章が付いている。民進党にとっては当然面白くない。ところが中国要人の訪台に抗議する市民が中華民国旗を掲げたのを国民党政府の警察が取り締まった。これをきっかけに中華民国旗がむしろ台湾人のアイデンティティを象徴するものになった。16才の台湾人アイドル周君が韓国でこの旗を掲げたことを中国人たちがネットで批判し、周君は謝罪した。これが台湾の世論を沸...

  • 誤解

     誤解があったようです。直接顔を合わせないネットでの対話はこのようにして誤解を生んでいくのですね。昨日22日のぼくの記事「コメントを下さった方に」は21日の「辺見庸」に対してコメントを下さった方へのメッセージでした。それでも読み返してみると誤解を生みそうな文章で、「冷笑」と書いたのは一部の「ネット発信者」にそういう傾向を感じるからで、コメントを下さった方のことを言っているのではありません。 ですから、...

  • 拍手コメントを下さった方に

     ぼくもそんなに楽観しているわけではありません。でも少なくとも冷笑的にだけはなるまいと思っています。冷笑しても何の役にも立たないからです。魯迅は「希望とは偶像崇拝の別名だ」というようなことを言いました。でも魯迅は決して冷笑的な態度をとることはありませんでした。...

  • 辺見庸

     辺見庸が厳しいことを言っている。「右傾化のレールはすでに敷かれてしまった。安倍が退陣したとしても、この流れはもう止められない。現在はすでに1937年である。SEALDsなんか、右に行くのは嫌だと言って現状維持しようとしている保守派だ。現状を変革しようとするエネルギーを感じない。デモのあとでなんで道路掃除なんかするんだ。そんなお行儀のよいことをするな。戦争が始まればたちまち呑み込まれていく勢力としか思えない...

  • 浅尾大輔「支部の人びと」(「民主文学」16年2月号)

     冒頭の文章のあまりの下手さに、ちょっと呆気にとられた。小学生の作文だってこんなにひどくない。浅尾大輔はどうしてしまったのか。 だが、むかし「ロスジェネ」で読んだ彼の作品が興味深いものであったことと、その冒頭がやはりちょっとひどかったことを思い出して、ともかく読んでみた。読み進むにつれて文章は整ってきたが、でもまったく素直な文章というわけではない。ところがやがて馴染んでくる。その文章がなんだか心地...

  • 小説と社会問題(拍手コメントに)

     fc2の拍手コメントの構造をぼくはまったく知らないのだが、どうも字数制限があるようで、書きかけで終わっているようなコメントが今回もあった。そういう人の参考までにだが、本文のほうのコメント欄は従来見るところ、どんなに長くても受け付けるようだ。非公開を希望するなら、「非公開」にチェックを入れればよい。そうすれば最新コメントの一覧表にも掲示されない。読むのは管理者――つまりぼく――だけである。長文を書く人に...

  • 羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」

     正直言って「火花」ほどの面白さはなかった。あそこでは青春が辛さを孕みながらも躍動していた。こちらは老人問題で、もともとそんなに華やかにはなれない。 あちらでは自分の世界を思いきり走りまわった。こちらはまるで中堅のプロ作家のように、いくつもの題材のなかから今回はこれを選びましたという感じ。 それでいてまだ30才なのだからたいしたもんだ。 88才の祖父と、その娘と、28才の孫がいる。娘(孫から言えば母親)は...

  • 系図

    「失われた夜のために」の挿入系図を、出来るだけ見やすい形で本の1ページ分に収めたいと思っていろいろやってみた。 本は一応上下二段になる。だが系図は半ページ分では収まりきらない。1ページは欲しい。すると縦長だ。すでにワードで書いてあるものは横書きの横長である。まずこれを縦書きの縦長に直した。すると当然のように文字が方々へ散らばってしまう。罫線が縦横方々へあり、スペースが多く、行替えも多いので、お馬鹿...

  • 又吉直樹「火花」

     しばらく芥川賞は買うだけ買って読めずに来たが、今回久しぶりに読んだ。面白くないという感想も耳にはしていたが、どうして最高に面白い。ぼくはテレビも観ず、ラジオも聴かないので、落語も万歳も知らないのだが、書かれている内容は芸の世界に普遍的なものだ。宮本武蔵の「五輪の書」を読んだときも感じたことだが、今回もそういう感想を持った。 ボケとツッコミの、万歳独特の誇張ぶりはそれ特有のものだとしても、平凡な展...

  • 龍應台(ロンインタイ)

     きょうの朝日新聞オピニオンもお奨めである。台湾の女性作家。52年生まれ。 中国問題、台湾問題、日本問題、総じて北東アジア問題の核心を突いた表現をしている。この問題へのぼくの考えは、きょうの紙面とぴったり一致していると思ってもらってよい。 朝日を購読していない人のために、ひとことだけ書く。「日本はアジアをリードする国だから、誰よりも、過去の戦争責任に対してしっかりと向き合うことを要求されている。だが...

  • 中村文則

     きょうの朝日新聞オピニオン、中村文則の文章をぜひ読んでいただきたい。ぼくはこの年若い作家の小説を読んだことはないが、きょうの紙面が立派な作品だ。1990年代後半以後、日本と日本人たちが壊れていった経過が手に取るようにわかる。 日本社会が経済的に貧困化していくにつれて、日本人の精神も貧困化していった経過報告である。それはぼくらが目撃してきた現実だが、同世代の手によって書かれただけに、迫真性がある。 こ...

  • ヨーロッパ(その1)

     妻と交代して窓際の席に移動したとき、ぼくの目に飛び込んできたのは月世界の光景だった。土色の油絵具をぶっとい絵筆でたっぷりすくって、キャンパスに見立てた地上を端から端までめちゃくちゃに塗りたくってしまった、かのような、それは不毛で、おどろおどろしい世界。それがどこまでも続いていく。いったいどんな異世界に迷い込んでしまったのだろう。 よく考えると、飛行機はシベリア上空を飛んでいるのだった。生まれて初...

  • ヨーロッパ(その2)

     そのあとイタリアへ行っても、スパゲッティもピザも食べなかった。スパゲッティとピザがイタリアの名物だということが頭から飛んでいた。何を食べていたかと言うと、スペイン広場から少し下がったところにある夕方になると開店する小さな店で、毎日あさりの粥を食べていた。砂だらけでじゃりじゃりする粥だった。でも、まあ、おいしかった。 ピザはイタリアではなく、ベルサイユで食べた。一駅乗りこしてしまい、そこから宮殿ま...

  • ヨーロッパ(その3)

     以上はかなり前に書きかけてそれっきりになっていた紀行文である。海外旅行の話を聞かされるくらい退屈なことはないという。いまどき普通の勤め人なら毎年のように海外旅行しており珍しくもなんともない。海外で長期間勤務した人も多く、すでに海外は日常だ。それを自慢たらしく聞かされるのはうんざりだということらしい。でもぼくは海外だろうと国内だろうとよその土地の話を聞くのはわりと好きだ。たぶんぼくがもうじき70にな...

  • ヨーロッパ(その4)

     トレビの泉ではジプシーの母子に財布を狙われた。赤子を抱き、小さな男の子と確か女の子も連れていた。すっぽり布を被っていかにもジプシーらしい格好だ。布の間から赤子を抱いた手を出して恵んでくれという様子。戸惑っているあいだに子供がぼくの胸ポケットに手をつっこんだ。ぼくは振り切って逃げた。ポケットを確かめるとメモ帳をやられていた。 パリに帰って最後の日、広場で煙草を吸っていると、普通の身なりの男が来て煙...

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