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2015年11月のエントリー一覧

  • 集団的自衛権(の話ではないが)

     ぼくのブログにはめったに拍手が来ないので、たまに来ると嬉しいのだが、きょう、去年の8月の記事に拍手があった。松竹伸幸氏の「集団的自衛権」に関する本について書いた文章である。 1年以上前の記事への拍手というのは、ぼくのブログ内を漁ったわけではあるまい。おそらく何らかの語句での検索結果偶然たどり着いたのだろうと思う。 読者の少ないブログだが、どこかで誰かが読んでくれている。...

  • 斉藤久仁子「呉発討幕―宇都宮黙林の事績を巡る―」(瀬戸文学通信Vol.236 15年3月)

     400字詰でざっと40枚。宇都宮黙林(黙霖)なる人物の評伝なのだが、客観的評伝というよりも、著者の少女時代の思い出話から、黙林の事績を尋ねて方々の寺を歩き回り、古文書を見せてもらい読み解いていくなかで、黙林について著者が確認していった、その経過が紀行文ふうに綴られていて、著者の人となりが伝わってくる。 宇都宮黙林なる人物の名を初めて知った。呉の郷土史中の人物であるようだ。野山獄中の吉田松陰と書簡を交...

  • 小林 節

     小林節の講演を聞いてきた。駅家の市民会館である。駅家というのは昔の山陽道宿場街ではあるが、福山市中心部からは山に向かって車で30分以上走る。こんな田舎がよく時の人を招べたなと思っていたら、そうではない。これは福山の団体が招んだのだ。ぼくは50年前の感覚で、講演会と言ったら、福山駅前の公民館しか思い浮かばない。でもいまそんなところに公民館なんてないし、駐車場の確保という絶対条件から、福山中心部は避ける...

  • ロカンタン

     渥美二郎(歌手ではなく同姓同名の小説家のほう)のブログ(ジロー'sカフェ)を読んでいたら、若いとき人生の意味が分からなくなって死にたくなるほど悩み苦しんで、サルトルの「嘔吐」に救われたと書いている。 いつも明るく軽快な小説を書く彼にしてそうなのだ。 人生は一様じゃない。人はさまざまなところでつまづき、さまざまなものによって救われる。 ぼくがいま書き直しにかかってなかなか進まない「失われた夜のため...

  • 高橋源一郎「ぼくらの民主主義なんだぜ」(朝日新書780円)

     2001年9月13日、アメリカ人作家スーザン・ソンタグはこう言った。「まず、共に悲しもう。だが、みんなで一緒に愚か者になる必要はない」 彼女は「アメリカの敵」「売国奴」と呼ばれ、殺害予告された。 そのソンタグの言葉。「意見というものの困った点は、私たちはそれに固着しがちだという点である……何ごとであれ、そこにはつねに、それ以上のことがある。どんな出来事でも、ほかにも出来事がある」 今年1月、パリが「私は...

  • キリノと加納莞蕾

     先日の中国研究集会に参加された方で、このブログをたまには読まれる方(あまりおられないだろうけど)のなかで朝日新聞をとっておられる方、廃品回収に出される前に、今月12日の38面を見てください(ののちゃんのマンガの隣。ただし10版、東京のほうの版には載っていないだろうと思う)。「比大統領らに送った島根の画家」という記事があります。この画家加納莞蕾が、呉の中西柚香さんのお父上です。先日討議に上がった中西さん...

  • SEALDs批判に

     もう書かないつもりだったが、言葉が頭の中で飛びかって、うるさくて小説に集中できないので少しだけ書く。 方々で目にするSEALDs批判が、どれも同じことを書いているのを見ると、そこが誰しも疑問に思うことなのか、それとも独創性の欠如なのかとも思うが、3点あげる。1、日本こそが北東アジアの平和のイニシアティブをとるべきだというSEALDsの主張に対する批判について。 これ、じつはぼくの従来からの主張そのものなのだ...

  • 左翼のみなさん

     いい加減に敵探しをやめて味方探しをしませんか。敵を探しているあいだは、一歩も前に進めませんよ。ほんとうの敵は、こちらが疑心暗鬼になるのをねらっていろいろ仕掛けて来てるんです。それにハマっておたがいに疑いあってそれで何かいいことがあるんですか。 一人一人考えが違って当たり前だから、気に入らない点を探せばいくらでも出てきます。もうそんなことはやめて気にいる点を探して下さい。そんなこともしないでどうや...

  • Aさんのこと

     K氏がAさんのことを書いていたので、ぼくも思い出してちょっと書いてみたくなった。 香川在住のAさんはどういういきさつからか、昔から「まがね」の会員で、ぼくが復帰する直前に退会した。ぼくと同じ年配、少し若いかもしれない、女性である。 80年ころ、ぼくがK氏に誘われて「まがね」に入った当初から彼女がいたかどうかは記憶にないが、いま見ると84年に小説を書いている。 じつは当時この小説にぼくは注目した。洗練...

  • 高橋源一郎のこと

     朝日新聞の論壇時評はときどき読んでいたが、11年に高橋源一郎が担当するようになって注意をひいたのは、いわゆる論壇ではなく、どうでもよいようなちっぽけな記事をどこからか拾い集めてきて、それを正面から扱うその独自な態度だった。それは社会学者たちのフィールドワークをも思い起こさせた。彼の小説は読んだことがなかったが、小説家にふさわしい態度とも思えた。 だが、俄然注目度が上がったのは、12年8月30日の記事で...

  • SEALDs

     河出版ではSEALDsメンバーは3人だけだったが、大月版には数十名のメンバーが登場し、それぞれ自分の言葉を発する。これはもう現代の万葉集だ。 オールドマルキストは彼らを冷笑してもいいが、まず彼らの詩を味わったらどうか。プロレアリア詩以外は詩ではないという向きにはまあ、無理強いしないけれど。 ここには現実の人生の豊かさがある。現実は常に書物のなかよりも広く深く、豊かである。 この現代の詩人たちは、読み、...

  • 近況報告

     きょう「福ミス」のホームページに、一次審査通過者への担当編集氏による短評が載った。三行ほどだが、さすがぼくが気にしていたところをズバリ突いている。読者は甘くないね。相当大幅に構想を入れ替えねば、この作品はもう無理だろう。 しばらく何もできずにいたが、きょう「夜」に戻った。かなり前に14枚を4枚に削った「序」を読み直したが、気に入らず、さらに徹底的に削った。そのうち「序」がなくなってしまうかもしれない。「...

  • SEALDs「民主主義ってこれだ」(大月書店1500円)

     じつはやっと手に入れていま読んでいる。出版されたという新聞記事を読んで日をおかずに本屋に走ったのだが、まだ来ていなかった。田舎の本屋だから日にちがかかるのだろうと思って、何日か経ってからまた行った。当然河出書房新社の「民主主義ってなんだ」と並べて平積みしてあるだろうと思うのに、無い。店員にきくと、店員はそんな本があることも知らない。昔本屋の店員は本のことなら何でも知っていたが、いまは単なる労働者...

  • 中国地区研究集会

     岡山のみなさん、呉のみなさん、山口のみなさん、それに旭爪あかねさん、楽しい時間をありがとうございました。いつの間にか年老いてしまったぼくには、年に一度のこの時間が何よりの楽しみとなりました。言い換えれば、それだけ平凡な老人になってしまったということでしょうが、まあ、これが現実です。 今回特に感じたのは、作品の受け取り方は読者によって千差万別だということです。一人一人まったく角度が違ってきますね。...

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