プロフィール

まがねとおる

Author:まがねとおる
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

FC2カウンター

カテゴリ

リンク

RSS

2015年07月のエントリー一覧

  • 叶 紙器「伽羅の橋」(光文社2010年)

    「福ミス」第2回受賞作品。作者は1965年、大阪生まれ。作品を書き上げたとき44才か。 すごい作品である。「福ミス」はレベルが高い。 もっともかなり読みにくい。その読みにくさは文章の単調さと、何を読まされているのかがなかなか分からないという点にある。島田荘司の解説でも、「この作者は下手くそなボクサーだ」と指摘して、読んでいて居眠りしてしまったと書いている。退屈してしまうのだ。ところが半分あたりから俄然面...

  • 大丘忍さんへ

     コメントありがとうございました。フィクションと事実との関係などそれはそれでまた興味を呼びました。少し世界が広がったような気がしています。...

  • 柔道、剣道

     デボーリン氏が柔道について書かれています。本文にはしませんので、最新コメント欄をクリックしてお読みください。ぼくはスポーツ全般に無知だが、柔道は特にわからない。日本の伝統スポーツが国際化するおりに生じる問題があるようです。 甥が剣道をやっていますが、剣道はオリンピックの種目にならないねと言ったら、「ならないほうがいい。柔道のようなことになったら困る」と言いました。国際化にともなって日本的なものが...

  • 別府葉子

     政治問題には沈黙してきたシャンソン歌手別府葉子が、いまの政治に対してついに抗議の声を挙げました。拍手を送りたいと思います。...

  • 木沼さんへ

     コメントありがとうございました。「小説推理」の審査員も、「徳田八郎」よりも「天女」のほうを評価したということで、ぼくの感想もあながち独りよがりでもなかったとほっとしています。てにおはというよりも読者を引き込む力だろうと思います。「天女」にはそれがありました。労働組合へのスパイ活動を書くべく資料を集めておられるとのこと、バイタリティに脱帽です。ぼくはいまちょっと落ち込んでいて、しばらく何もできそう...

  • 塚本晋也監督「野火」

     尾道で映画を見てきた。てっきり古い映画だと思っていたら、新作である。去年、ヴェネチア映画祭で評価されている。市川崑が59年に一度映画化した。 終わってから、大林宜彦と塚本晋也が舞台上で対談した。これがけっこう長く聴き応えがあった。 大林77才、塚本55才である。大林の威勢が良いので、塚本がかなり恐縮していた。 その大林の言うところでは、塚本は外国でばかり注目されて、国内ではあまり関心を持たれないのだそ...

  • 「樹宴」感想

    「樹宴」の感想を書きます。木沼さんにはお許しをいただいたのですが、あとの2名の方には、まだいただいておりません。公表された作品なので問題ないとは思いますが、抗議されれば取り消します。...

  • 大丘忍「累積赤字を削減せよ」「暗い町並み」(「樹宴」6号7号)

     大丘忍は82才。戦後、新制松永高校から京大医学部を出て、枚方で開業している現役の医師である。木沼駿一郎主宰の「樹宴」で作品を発表している。ご高齢を感じさせない、みずみずしい文章には脱帽である。なお、大丘忍はペンネームだが、本名は一応控える。 6号(14年8月)の「累積赤字を削減せよ」は特に面白かった。タイトルが政治スローガンと間違えそうで、いただけないのだが、内容は、京大の学生寮の炊事部を担当してみ...

  • 木沼駿一郎「天女の棲む町(乱歩幻想)」(「樹宴」7号)

    「樹宴」主宰者である木沼駿一郎の最新作である。70枚か80枚くらいだろうと思う。ミステリー作家なのだが、ぼくの本音をいうと、「樹宴」6号の作品が気に入らなかった。描写が雑で、あらすじで終わっているように思えた。だから今回、期待せずに読んだ。読んでびっくりした。これなら金を稼げる作品だ。 描写が緻密である。ぼくはやはりそういう作品を好む。ライトノベルだとか、ケイタイ小説だとか、あるいは絵のない漫画だとか...

  • 守屋陀舟「胸はいま」(「樹宴」7号)

     宮沢賢治の妹としの葬儀をクライマックスに、彼女の教え子とその一家を描いている。タイトルは賢治の詩からとっている。賢治をほとんど読んでいないので、ちゃんと批評できないのだが、雰囲気はよく出ているように思った。賢治を読みこなし、現地も実地に歩かれたのだろう。豆腐屋稼業もよく描けている。東北弁の当否は分からないのだが、分からずに読む限りでは耳に馴染んだ。 16才の主人公ユキをはじめ登場人物たちの像が明確...

  • 「玻璃の家」追加

    「わからなかった」と昨日書いたが、犯人が分からなかったわけではない。犯人は比較的早い段階で見当がついた。というのは過去の時代には大勢の人物が出てくるが、2007年の舞台に出てくる人物は限られているので、最初から選択の余地は少ない。 作者自身、登場人物に言わせている。「これはひどく登場人物の限られた一幕芝居だ……あてずっぽうに言ってもきっと犯人はあたるだろう」 そして事実上犯人を明かしてしまう。したがって...

  • 松本寛大「玻璃の家」(講談社2009年)

    「福ミス」第1回(2008年)受賞作品。 これが1位で、映画化された「少女たちの羅針盤」は2位である。 圧倒的な読み応え、ずっしりした重量感。「福ミス」作品を2作読まれて、文学性に欠けると評された木沼駿一郎氏も、この作品なら満足されるのではないか。たぶん600枚から700枚くらいで(400字詰で何枚になるかというのは、行替えの問題などがあって、実際に転写してみないと分からないところがある)、「羅針盤」よりはか...

  • 岸田國士とソフトギアと上之町会館とカレー屋、おまけで漱石

     岡山の天神山に近い上之町会館で、ソフトギアの芝居を観てきた。この今にも倒れそうな建物はお稲荷さんの境内にあるのだが、そのお稲荷さん自体がビルの谷間の狭いところに閉じ込められている。ふと見ると着物姿のおばあさんたちが隣の玄関を出入りしている。何だろうと思ったら、淡交会の看板が出ていた。裏千家の友の会みたいなところのようだ。先日淡交社のことを書いたばかりなので、懐かしかった。 芝居は岸田國士の短編を...

  • 「びんご案内人」

    「ふくやま文学」の北島去男が北島成樹名義で、朝日新聞備後欄にときどきエッセーを寄せている。「びんご案内人」がそれだが、複数の著者によるまわりもちのようだ。 今日のタイトルは「看板建築」だが、その前に、40数年前(というと70年ころだろうか)草戸町の酒造会社らしき建物の路地にあった古びた看板のことを書いている。読みにくい文字を読んでみるとなんと「ポツダム宣言」だったという。誰がどういう趣旨で掲げたかは一...

  • 瀬崎さんへ

     どうもありがとう。昨日はじっとしてられなくて、自転車で福山駅のほうまで遠出して、ぐるっとまわって帰ってきました。3時間くらい走っていたかな。尻が痛くなった。...

  • 笹本さんへ

     どうもありがとう。ぼくを選んでくれた審査員の方に感謝するばかりです。小説は個人的好みが大きいから、運は絶対あります。でもおかげで元気をもらえました。これだけでも万歳です。...

  • 木沼駿一郎様へ

     さっそくありがとうございました。励みになったことは確かです。ここで落選しても、またチャレンジしていけそうです。...

  • 「福ミス」一次選考通過

    「福ミス」一次選考の結果通知がいま来ました。「合格」です。「福ミス」のホームページをご覧ください。「スプーン一杯のふしあわせ」――96作品中16作の一つに選ばれました。6分の1です。ぼくの作品を選んでくださったボランティア審査員の方、ありがとうございました。先はまだ長いのですが、一次選考通過をひとまず勲章としたいと思います。応援してくださった皆さんにお礼を申し上げます。...

≪前のページ≪   1ページ/1ページ   ≫次のページ≫