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2015年04月のエントリー一覧

  • 「影丸伝」から「もののけ姫」へ

     結局「影丸伝」を読み直している。さすがに往時のような驚きはない。むしろいっとき流行した劇画タッチではなく、いかにも漫画らしい作品であることを再認識して懐かしさを覚えた。それでも、林崎甚助とおふりちゃんの場面に来るともう一度感動した。絵が綺麗だし、ストーリーの運びがうまい。 林崎甚助は実在の人物らしいが、この漫画の中では結城重太郎と対比して描かれる。年頃も同じ、背格好も似ており、しかも同じ人物をか...

  • 転勤族の故郷

     笹本敦史が、あまり口にしたことのない自らの来し方をブログ上に語りはじめた。「転勤族の子にとって故郷とは何か」というテーマである。そして結局「わからない」で終わる。 人さまざまなのだろう。 うちの団地は、古い農村地帯を見下ろす小高い丘の上のよそ者ばかりの集落である。隣接する農村地帯の話をいろいろ聞くと、ここへ来てほんとうによかったと思う。自らがよそ者であるから、よそ者差別がない。来たその日から受け...

  • カミュ「異邦人」から白土三平「忍者武芸帳 影丸伝」

     1965年か66年のことだ。どちらかわからない。ぼくは19か20だった。 北白川に民芸調の喫茶店があり、その名も「民芸」といった。彼女ともこの店に行ったが、いまはその話ではない。R君と話したのもこの店だったろうと思うのだ。 名前を書かないのは思い出せないからだ。立命の学生だったのでR君と呼ぶことにする。 どういう経過で知り合ったのか忘れたが、R君は北白川に下宿しており、当時ぼくの同郷人が何人かその近辺に住...

  • 「ふくやま文学」再論

    「ふくやま文学」の読者以外には関係のないことを書く。それに「ふくやま文学」の読者がこのブログを目にすることはまずないので、意味がないのではあるが……。 佐賀市のK氏(名前を出していいかどうかわからないので秘す)が、瀬崎さんに送ってきた「ふくやま文学」感想文を、きょう読んだ。A4四枚、かなり詳しく書いている。 異なる感想も多いが、近いものも多くて興味を持った。ちなみにK氏は40代、瀬崎さんと比較的近い年頃か...

  • 高原さんへ

     コメントありがとうございました。励まされます。...

  • 全共闘時代

     ぼくのやること為すことが幼いので、古本屋さんがぼくの生年を一年まちがっている。じつは46年9月の生まれである。同志社に入ったのは65年で、日韓条約の年だ。だから日中両党の対立もまだで、日本共産党は中国派と呼ばれ、原水禁運動でも中国派対ソ連派という図式であった。 全共闘はまだない。社学同も民青も同じ土俵で自治会選挙をたたかっていた。 古本屋さんとちがって、ぼくは滅多に学校へ行かなかったし、民青も出たり...

  • 植田さんへ

     コメントありがとうございます。植田さんとは「資本論」解釈で若干の食い違いはありましたが、ほとんどの場合、たいへん共感できます。今回の内容もそうです。本文に移すかもしれません。日にちが経ってもコメントも消えるわけではありませんが、どこにあるのか検索するのが難しくなるので。...

  • TRIZ

     高原さんの、いまの時点で最新と思われる論考を、大阪学院大名誉教授の中川徹氏が、ご自身のTRIZホームページにアップされた。 その中川氏による紹介文を、高原さんがぼくのブログにコメントとして載せられている。 紹介文だけ読ませてもらい、本文は印刷した。小さめの活字で21枚ある。いつか読ませてもらう。すぐには頭に入りそうにない。 高原さんの論考は常に独特の用語用法がわかりづらいので、まずTRIZについて知らねば...

  • 「物語と小説」および文法について

     元ふくやま文学館館長、児童文学者にして「ふくやま文学」創始者である皿海達哉氏の今回合評会での発言を聴いていて興味深かったのは、「物語と小説」という氏から以前耳にした主張が繰り返されたからだ。 これについては、去年3月11日に「通俗性について」で書いた。皿海氏の主張をかなり詳しく書いたので、興味ある方はご覧ください。「雑文」のカテゴリーです。 氏は今回校正を引受けられ、おかげで誤植の多かった雑誌が見...

  • エッセイと小説

    「ふくやま文学」合評会で、エッセイと小説についての発言があった。それもぼくの小文が批評されているときで、ほかならぬ瀬崎氏が口火を切られたのじゃなかったかと思う。そのあと数名から発言があり、いずれも「事実を書けばエッセイ、嘘を書けば小説」という趣旨だったので、異論を述べるつもりで、順序として、まず拙文の由来を語るうち、おかしな方向に話がそれてしまい、(ぼくもいったん話しはじめると止まらなくなるたちな...

  • 「ふくやま文学」合評会

     年に一度の「ふくやま文学」合評会が終わった。24名参加。例年通り楽しい集まりであった。みなさん、非常に深く読み込んで参加されている。いまさらではないのだが、改めて感じ入った。かなり前に一度読んだきりで読み返すことのできなかったぼくは、(去年しゃべりすぎたことでもあるし)今年はおとなしくしておこうと最初から思っていた。でも、「ボクサー」と「gareria」についてだけは発言するつもりで、まあ、一応そのとお...

  • 林真理子 吉本ばなな

     林真理子の朝日新聞連載「マイ・ストーリー」が終わった。彼女の文章は初めて読んだ。若いと思っていた彼女ももう60才なのだそうだ。 自費出版の話である。出版業界の最近の極端な不況ぶり、そこからの裏話を面白く読んでいたら、次はテレビ業界の裏話になった。最初の老女性の話はどこかに消えてしまって、かなり若い未亡人の話になり、最後、主人公の編集者が彼女にのぼせて深みにはまってしまうところがクライマックスになっ...

  • 高原さんの主張

     高原さんが、「右翼と左翼の好意的解釈」と題して、コメントを書かれています。本年3月3日付「左翼」に付けられたコメントです。 高原さんはぼくの小説をいつも非常に丁寧に読んでくださり、的確な指摘をくださいます。その点、大変感謝しております。 ただ、政治的な問題ではかなり開きがあることを認めざるを得ない。今回のコメントの内容も全体として納得しがたいものです。いずれその点を書きたいと思いますが、今すぐに...

  • ブログ休憩

     ブログ更新が途絶えがちになってきた。飽きてきたせいもあるだろう。春休みで孫たちに忙しい。花見もしたい。本当はそれ以上に、新人賞応募作の手直しに一生懸命になっていなければならないのだが、じつはそれも全く手がついていない。最悪の場合、手直しなしで出すしかないかと考え始めた。 プレッシャーはめちゃめちゃ感じているのだが、どうもぼくはプレッシャーを感じるほどに逃げ出す傾向がある。 いろいろあって、当分書...

  • 「それから」「虞美人草」

     きのう取り上げた、「三四郎」への読者評のなかの美禰子の造形を褒めた文章には前置きがあって、学生時代に教師が、漱石は女性の書き方が下手だと言ったが、美禰子を見れば上手じゃないかというのである。 これは、美禰子の造形を評価しなかった教師にも賛成できないが、しかし漱石の女性像の中で美禰子が例外的な成功例であるのは事実であろう。美禰子以外に魅力的な女性がいない。「こころ」のお嬢さん=奥さんなど、まるきり...

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