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2014年08月のエントリー一覧

  • 近況

     昨日書き忘れたが、「脊梁山脈」には魅力的で対照的な二人の女性が出てきて、この二人と主人公とのからみが主筋になる。主人公は23歳から38歳、ヒロインの一人はたぶん少し年上、もう一人は十歳近く若い。敗戦後15年間の青春物語である。決して退屈しないので、ぜひ読んでください。 このところ油断して体調を崩してしまったので、体操とサイクリングを再開した。早寝を心掛けている。ネットを見るのも最低限にした。パソコンそ...

  • 乙川優三郎「脊梁山脈」(新潮社)

     なんと言えばいいのだろう。実にひそやかな文章である。山も谷もない。笑いも涙もない。なのに読みはじめるとやめることができない。このような文章に初めて出合った。 今ふうのキレのいい短いセンテンスではない。かといって長々しいセンテンスでもない。ほとんど二つの文節で一文となっている。これに必ず読点をひとつ打って、反語的接続語で結ぶ。これがイメージを膨らませる。そうして切れ目なくずうっと続いていく。 その...

  • 原稿消滅

     昨日はとことん辛く、「パソコン画面」と書くところが「パソコン場面」になっていた。きょうは比較的楽なので原稿に取り掛かったが、最後の4枚がどういうわけか消えてしまった。ワードがネットにつながっているので、自動的に更新される。セキュリティ上必要なのだろうが、そのせいかどうかわからないが、ときどきおかしなことになる。ネットと無関係なワープロをもう一台持つべきなのか。昔のワープロがつくづく懐かしい。絶対...

  • 高橋源一郎 酒井啓子

     きょうの朝日オピニオンで、ぼくのお気に入りの高橋源一郎と酒井啓子がともにいい記事を書いている。高橋は慰安婦問題、酒井はパレスチナ問題である。要約してもその真意を伝えることができそうにないので、どうか直接読んでみてください。 夏バテが出たのか、軽いめまいで、メニエルの予兆を感じるので、きょうはこれで閉じる。メニエルがいったん出ると死にそうにつらい。パソコン画面がよくない影響を与えるのです。...

  • 従軍慰安婦

     朝日新聞が本件に関する自己検証記事を発表すると、週刊誌とネットが一斉に、この件が最終的に終了したかのような論評で沸き返った。 吉田清治の済州島にまつわる虚偽証言を信じこんだ朝日の誤報問題についての自己検証には不徹底さがある。これについて朝日が責められることには異議はない。 だが、それだけでこの問題自体をなかったことにしてしまうわけにはいかない。 この問題をぼくは熟知しているわけではないが、ぼくの...

  • 夏休み終了

     三家族が代わる代わる、一部ダブりながら結局10日間ほど居続けて、さすがにくたびれた。でも楽しかった。来てくれてありがとう。いっぱい夏休みをしたので、二学期に入る。でも原稿が遅れてしまったので、それを優先する。ブログはしばらく書かないかもしれない。...

  • コメントについて

     公開コメントは誰でも読むことができ、それへの批判も自由である。コメントに対していかなる批判が来ても、ぼく自身は関与しない。このブログは討論ブログではない。ぼくの未熟な見解を一方的に述べている。コメント欄はコメント者の自由であり、どういうやりとりがあろうとも、原則としてぼくは関わらない。ただし特に興味をひかれた場合は口をはさむこともある。第三者の干渉を受けたくないと思うコメント者はどうぞ非公開コメ...

  • 匿名氏へ

     匿名氏から非公開で激励をいただいた。感謝します。ネットの世界はややこしいので、攻撃を受けても無視できる心構えが必要だと思う。人の考えはそれぞれ違い、不十分な知識で書いているのも百も承知。批判はそれなりに受け止めているが、反論しだせばきりがない。それでも至らない文章を読んでくださる方がいることに感謝します。...

  • 拍手に感謝

     去年の4月に書いた作品評に、今日どなたか拍手をくれた。一年以上前のものを読んでくれる人がいるというのはありがたいことだ。ぼくも人のブログを読むが、その日の記事がせいいっぱいで、なかなか過去記事まで読もうとする気は起こらない。感謝します。 ところで、それはそののち一年以上にわたって、一部の方面に混乱を与える最初のきっかけとなった文だった。ぼくも当時ショックを受けてアマチュアの作品は批評しないと決め...

  • 「こころ」と「K」

    「こころ」の今日の連載箇所には感銘を受けた。 哲学に心を奪われ、実人生に関心を示さない「K」を、「先生」が心配し、また批判も持って、なんとか人間たちと交わらせようとする部分である。 俗に染まらず学問を究めようとする「K」に一方で敬意を抱きながら、ちょっと違うのではないかと「先生」は考える。「偉人ばかり追いかけても自分が偉人にならなければ意味がない」「論理の世界はどこまで行っても平行線だ。違う世界を...

  • 「天皇」という言葉について

     これは欺瞞に満ちた言葉である。歴史の移るにつれてころころと意味を変えてきた言葉だ。この曖昧さを利用して、天皇主義者たちが天皇教を演出する。 物事を不必要にややこしくしないために、普段はぼくもこの言葉を使うが、ときにはどうしても使いたくない気分のときもある。 そういうときには意味の限定された、はっきりした言葉に置き換える。 明治維新から、第二次世界大戦の敗戦まで、天皇は日本国王であった。この王権は...

  • 水野良正「島川診療所譚」すおう文芸38号

     37号「山吹の花は咲けども」の続編である。 前回は、長州の医者の家に生まれながら、かどわかされて江戸に連れてこられ男色茶屋に売られた菊之丞が脱出して京都へ来て医者に弟子入りし、栗山菊月と名乗って独立する。その過程に桂小五郎、新選組などが絡んでくる。荒い筋立てで、書きようも荒いのだが、なかなか読ませる作品であった。 今回はすでに明治の世になっている。栗山菊月は故郷の近くまで帰ってきて、泊まった宿で醤...

  • 「憂国」雑感

     作品群のごく一部しか読まないで三島由紀夫の全体を評することはできないが、彼自身が「憂国」は代表作のひとつだと言っているので、それなりに傾向を指摘することはできるかもしれない。 今回、ほぼ半世紀ぶりにこの作品を再読して、かなり記憶違いに気付いた。 まず章分けについては覚えていたとおりだった。壱で一人が登場、弐で二人になり、参で馳せ参ずる。肆で死に、伍で伍す。まさに言葉遊びだ。 ただ、記憶違いは、男...

  • 君主

     池澤夏樹が、政治的発言を封じられ無言のうちに弱者に寄り添おうとするいまの日本象徴夫妻に共感を示している。池澤の発言には理解できる部分もある。 だが、たとえ池澤の真意が、明仁・美智子を持ち上げることにあるのではなく、弱者の立場に立つことの大切さを強調するためだとしても、これが非常に危険な言論になることを彼は理解しているのだろうか。 水戸黄門物語に見るごとく、悪いのは常に君側の奸であり、君主はいつも...

  • 「民主文学」9月号

     このところ中断してしまったが、その前まで小説に専念していたせいもあって(そればかりではないが)、読書が出来ていなかった。特に「民主文学」が読めなかった。いつも連載以外は隅々まで読んでいたのが、7月、8月と一行も読めないうちに9月号が来た。連載も一年分まとめて読むつもりだったのがのびのびになっている。 ひとつには多少職業作家のものを読んだ後、アマチュアっぽいものに食指が向かなかったということもある。...

  • 中島京子 その他

     梅雨に逆戻りしたような夏らしくない日々のなかで、すっかりやる気を失い、パソコン相手のザル碁に人生を空費していた。ネット世界にも飽きてきてこの数日間開かなかった。 ただ、新聞だけは丹念に読んでいた。目を引いた記事がいくつかあるが、それは後回しにして、今日の朝日の記事から。 映画「小さいおうち」の原作者中島京子のオピニオンである。この映画の題名は幾度か目にしたが、観ていないし、読んでもいない。作者の...

  • 松竹伸幸「集団的自衛権の深層」(平凡社新書)740円

     ネット上の松竹伸幸は、一方からは隠れ共産党と呼ばれ、もう一方からは右翼のスパイと呼ばれている。全学連委員長から共産党中央の政策委員会にいたという前歴が関係しているのだろうが、こういうレッテル張りは無意味である。現在何を考えてどういう発言をし、どういう仕事をしているかということにしか意味はない。前歴というものは、どういう仕事の出来る、どういう傾向の人間であるかを知る上での、あくまで参考程度のものだ...

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