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2014年02月のエントリー一覧

  • コスモス 4

     二幕P場      中間幕の手前。一幕P場と同じ場所。舞台中央で、樹になったままの、男1(古田)。      男2(中野)、登場。樹の手前で立ちどまり、しげしげと樹を見やり、正面に来て、また見      つめ、反対側に移動して、また見る。男2  いったいぜんたい、どういう意味なんだ? 樹は樹。人間は人間だ。人間がそう簡単に樹になっ    てたまるもんか。これは芝居なのか? 芝居としても、リアリティと...

  • コスモス 3

     一幕Q場      稽古場。二年前。ところどころに作業台と椅子。台の上にはミシン。倒産した縫製工場で      ある。全体に雑然とした感じ。      岡崎、中野、宮内、小川、古田。序幕やP場とは違う服装であることが望ましい。特に小      川はここで若がえる必要がある。      岡崎と中野が袖に近い作業台をはさんで向かいあって腰かけている。あとの三人は、遠巻      きに二人の議論を聞く...

  • コスモス 2

     一幕P場                    幕が上がるが、中間幕は閉じたまま。せまい場所だが、袖に近く粗末な机と、それをはさん      で二脚のやはり粗末な椅子を置く必要がある。なお、できたら、中間幕に格子のついた窓。      机よりに、舞台中央を向いて、たたずむ男(古田)。やがて。男1  (つぶやく)幕が上がる……たたずむ男……沈黙。      沈黙。ややあって、再びつぶやく。男1  幕が上...

  • 「コスモス」のことなど

     じつは、当分「コスモス」を分載することでお茶を濁して、その間読書に専念するつもりでいた。ところがこれが簡単でなかった。「コスモス」は、A4=40字×36行=65枚ある。400字詰で何枚になるのか知りたかったので、とりあえず最初の部分を20×20に移した。会話のフォントサイズは12だが、ト書きは10.5を使っていたので、字数を確定するためにこれも12に移した。そのさいインデントがめちゃくちゃになってしまった。しかも箇所に...

  • 「コスモス」公開

     当分何も書く気になれそうにないので、たぶん2009年ころに書いた戯曲を公開する。とはいえ戯曲をブログに移すというのはかなり面倒だ。ト書きは小文字で書いているし、インデントを使いまくっている。そのままブログにするとめちゃくちゃなことになる。一応ぼくのパソコン画面では正常に出るように直したが、他の機種ではどう出るかわからない。読みにくいものになるかもしれない。 内容的にもかなり不満があっていずれ直すつも...

  • コスモス 1

     コスモス時   現代場所  コンビナートのある、地方都市季節  秋から冬にかけて    序幕、終幕は二年後の秋登場人物 Q場    古田 (ふるた)  中野 (なかの)  半井章子(なからいしょうこ)  岡崎 進(おかざきすすむ)  宮内真理(みやうちまり)  小川  (おがわ)  峰小枝子(みねさえこ)   (以上いずれも、二十代) P場  男1(古田)  女1(半井)  男2(中野)  ...

  • 資本論 6

    「シーニアの最後の一時間」(新日本379ページ) マルクスのほとんどの言葉はどこかで聞いた覚えがあるし、それぞれの章の結論もそうである。それでややこしいところは走り読みして結論を確認してよしとする、過去のぼくはそんな読み方をしたのではないかという気がしている。 というのは詳しい内容の記憶がほとんどないのだ。第2分冊には線引きが全くないが、第3分冊を開いてみると随所に線引きがある。第2分冊までをほかの...

  • 漱石

     昨夜床に就いてからどうしたわけか珍しく眠られず、ふと気付くと漱石について考えていた。そのうち、漱石は意外とドストエフスキーとの共通点が多いと思いついた。 漱石に関しては主要作品を読み直してから何か書くつもりでいたが、見通しが立たないので、ちょっとメモふうに綴ってみる。ただし、漱石論の類いは三浦雅士以外一冊も読んでおらず、漱石を読んだのも昔のことなので記憶もあいまいであり、あくまで独断である。「こ...

  • 植田さんへ(純文化)

     やはりぼくが考えるようなことはすでにいろんな人が考えていますね。とりあえず、「資本論」を読み進めます。そこから見えてくるものもあるでしょう。...

  • 植田さんへ(生産的労働)

     まだ忘れられたわけではないと分かってほっとしました。植田さんの書かれている部分はまだ読めていないところなので、そこまで読み進んでから考えることにします。あれこれ並行して読んでいるのでいつになるかわかりませんが。若い時に読んでおけばよかったとつくづく後悔しています。...

  • 資本論 5

    経済 - コメント(11) - トラックバック(0) - 2014/02/14

    「手品はついに成功した。貨幣は資本に転化した」(新日本新書第2分冊332ページ)「資本論」はまだようやくここまでである。しかし、ここまでで、「植田・高原論争」のひとつに一定の解答を出しうるのではないか。 両氏がこのブログに現れなくなって久しい。ぼくの知識の浅さにあきれてしまわれたのだろうかと心配している。この間、古本屋さんへのぼくの独り相撲や、ぼくの失敗作をめぐる問題などがあったが、そろそろ「資本論...

  • 宇野常寛

     12日付の朝日文化欄を妻に示して、「面白いことを書いている」と言うと、妻が顔写真をちらっと見て嫌そうな顔をした。それでぼくも思い出した。この顔はテレビで見た記憶がある。なにかどうでもよいようなつまらないことを言っていたな、と。それがテレビというものなのだろう。記事の方はつまらなくはない。 もっとも古本屋さんが転載した都知事選関連のネット記事に目を通せば、同趣旨のことは賛否含めて大勢が言っている。だ...

  • 松井 活さんへ

     おっしゃりたいことはわかりました。「労災隠し」の行なわれた理由が作品では明確でないので、推測せざるを得ない。そこで「派遣」や「請負」の問題に行きついてしまうということですね。 そこがこの作品の大きな欠陥になっているということを気付かせていただきました。作品で設定した会社の場合はかなり悪質で極端なケースですが、そこまで行かなくても、ある程度はどこの現場でもやっていることです。そういう事例は豊富に耳...

  • 「ノロ鍋始末記」へのコメント

    「民主文学」誌上の「ノロ鍋始末記」評の「誤読」をこのブログ上で指摘したところ、松井活さんからコメントが入った。内容はコメントを読んでいただきたい。 松井さんの指摘はまったく新たな指摘である。「民主文学」誌上で久野通広さんが指摘された内容とは異なっている。 久野さんの「偽装請負」という指摘がどこから出ているのかはっきりしないのだが、子会社からタチバナへの派遣のありかたを誤解し、さらに「渋井」をその子...

  • 都知事選

     結果は初めからわかっていた。なのにこの深い無力感はなんだろう。信じられないようなチャンスを、われわれは信じられないほどやすやすと放り捨てたのだ。一点共闘の言葉がむなしく散逸する。魯迅の言葉に帰ろう。自分自身の場所に戻ろう。...

  • 今井紀明君のこと

     昨日の朝日に今井紀明の記事が載った。10年前、イラクで人質になり、帰国後バッシングにあった青年だ。当時高校卒業直後の18才だったという。 詳しいいきさつを知らないので彼の行動の当否を言うつもりはない。批判する自由はもちろんある。しかるべき場所でしかるべき言葉でなら。 だが、汚い言葉で自宅に手紙や葉書を送りつけられ、無言電話をかけられ続けた。数十年前から繰返し行われていることで今さらではないが、嫌な人...

  • 「ノロ鍋始末記」について

    「民主文学」の読者なら3月号を読んでもらえばわかるが、「まがね」54号、55号に分載した「ノロ鍋始末記」を、支部誌同人誌評でかなり手厳しく批判された。小説はこのブログでも公開しているので、関心のある方は参照してください。 いま読み返すと、たしかに失敗作である。労働現場、またそこでの複雑な人間関係、そのどちらもあまりにもごたごたしていて、文学的鑑賞に堪えるものになっていない。創作意図としては、説明を一切...

  • 資本論 4

     資本論読書はやっと第二編に入ったが、ここからぼくは大月版を捨てて新日本新書に移った。というのは手持ちの新日本第二分冊はここから始まっていて、活字がやや大きく、紙の黄ばみ具合もましだからである。(老眼と闘いながら読んでいるのだ。若い諸君、読書は若いうちにやっておきたまえ)。 ところが読みはじめた途端に障害にぶつかった。前にも書いたが、「存在」をすべて「実存」と翻訳しているのだ。箇所によっては「実存...

  • 資本論 3

    「金が貨幣として機能するのは、一方では、その金の(または銀の)肉体のままで、したがって貨幣商品として、現れなければならない場合、すなわち価値尺度の場合のように単に観念的にでもなく流通手段の場合のように代理可能でもなく現れなければならない場合であり、他方では、その機能が金自身によって行われるか代理物によって行われるかにかかわりなく、その機能が金を唯一の価値姿態または交換価値の唯一の適当な定在として、...

  • メール

     メール機能は依然未回復です。ただコメントが双方向で届くので送受信機能は維持されているらしく思えますが、それを表示する画面が現れてくれません。いまのところこのブログが唯一の通信媒体です。私信は当ブログの非公開コメントでお願いします。ただし、非公開のものについてはご返事の方法がないので、あしからず。...

  • 逃げます

     古本屋通信を読んでもらえばわかるが、今回古本屋さんからかなり批判された。「逃げている。例証しなさい」と言われた。しかし今は逃げさせてください。おそらく認識の一致していると思われる部分について異なるようにとられたのは、ぼくの言葉不足のせいだ。その点で弁解したいところはある。けれども考えてみると、言葉の微妙な食い違いと見えるものの背後には、考え方のかなり大きな違いがあるのかもしれない。 ぼく自身、い...

  • sakiさんへ

     思いがけず、クリスマスローズのsakiさんよりコメントをいただき、喜んでいます。美しい文章をいつも楽しませてもらっています。 ただ、この件でコメントをいただいたことには、「革命」に対するぼくの立ち位置から、ちょっと複雑な思いがしています。 古本屋さんとぼくとの立脚点はかなり違いますが、言葉の上だけの食い違いと思えることも多い。今回の場合はぼくの軽はずみな誤読もありましたから。...

  • 古本屋さんへ ジャーナリズム

     お怒りごもっともです。「一定程度は人民の声を反映させることは可能」という部分を読み飛ばしてしまったようです。全体の文脈がジャーナリズムに期待するなと聞こえたもので。でもそれは古本屋さん一流の反語的表現なのですね。 革命を恐れていると言われれば、確かにそうかもしれませんが、それ以前に革命に期待を持てないのです。...

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