・神里達博 ・瀬崎さんへ 2 ・瀬崎さんへ ・日本基督教団・在日大韓基督教会平和メッセージ ・小熊英二 補論 ・前項に(小熊英二) ・小熊英二とIT ・みたびモース ・マルセル・モース「贈与論」 ・所感 ・「私は天皇主義者になった」 ・社会党 ・小熊英二と建国72年 ・「暦の上では」 「梅雨入りしたのに」 「安全であるはずの」 ・立春 ・天皇退位問題 主語述語 ・ケヴィン・ベーコンと太上天皇 ・籠池とプラトン ・たんめん老人の「虞美人草」 ・「虞美人草」討論会 ・復讐劇としてのミステリー ・天皇退位私論 ・小説と謎 ・小説の条件 ・美について ・文法について ・「民主文学」の選評 ・植田さんのコメントに 交換価値 ・肯定の肯定 ・高原さんへの暫定的な回答 ▼もっと見る

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カテゴリ:雑文のエントリー一覧

  • 神里達博

     朝日新聞にときどき載るこの人のコラムにいままでほとんど無関心だったが、きょう何気なく読んでちょっと驚いた。ぼくと同じことを言っている。 <そもそも「鉄のカーテン」の存在は、西側諸国にとっては、過度な資本主義化を抑制する作用を持っていた> かつて存在したその東側の体制を、どういう名前で呼ぶかは人さまざまだが、それがその体制下の国民にはあまり好ましからぬものだったとしても、西側の国民には一定の利益を...

  • 瀬崎さんへ 2

     下の文章を書き終わったところであなたのコメントに接しました。 どうやらぼくはあなたを怒らせたようですね。 ぼくが最初にブログに書いたのは、「自分たちは果たして考えの異なる人と実のある対話をできるような言葉を持っているのか」という反省でした。 あなたの指し示す結論は日常的に接する内容ですが、しかしそこにいたる思考経路にはそれぞれその人独自のものがあること、それもまたこの田舎でさまざまな人と接するな...

  • 瀬崎さんへ

     正面から対応してくれて、ありがとう。 冒頭にアメブロのコメントを消したのかと書いてあったので確認したところ、残っていましたよ。ぼくが投稿したのはあの数行だけです。 書かれた内容にわからないところというのはありません。ごく平均的な内容です。ぼくも別に左翼とだけ付き合っているわけではないので、さまざまな考え方には日常的に接しています。 表面的に出てくる言葉が似通っていても、その背後にはその人固有の経...

  • 日本基督教団・在日大韓基督教会平和メッセージ

     きょう、久しぶりに「金の牛」を開いて、8月11日の記事にびっくりした。 日本基督教団・在日大韓基督教会平和メッセージなるものを全文掲載したあとに、当ブログの主催者として、このメッセージを全面否定している。 近年顕著になった中国の海外膨張的政策、および北朝鮮によるなりふり構わぬ軍事的脅迫を前にして、主催者は現在の日本政府の立場を完全に支持し、これを批判する教団・教会メッセージを受け入れられないとして...

  • 小熊英二 補論

     交換価値のあまりに高すぎた時代には、それは需要と結びつかず、従って価値でさえなかった。コストダウンし、誰でも買えるようになった時、即ち価値が下落したとき、初めて需要が生まれ、事実上このとき価値もまた初めて生まれた、とも言える。 というところまでは、ぼくも異論はないのです。ただ技術の進歩=需要の拡大というふうにイコールで結び付けられると、それは違うと感じてしまう。これがイコールであるためにはやはり...

  • 前項に(小熊英二)

     数日前の新聞記事をゆうべふと思い出して前項を書き、すぐアップして寝に着いてから、どうも気がかりだった。論理が明快でない、小熊英二を理解できていないと思えた。 技術の進歩は、新たな欲望を産み出してきた。暑いとき、木陰で涼むか水に入るしかなかった人間に団扇が現れると、団扇を欲しいという欲望が生まれた。団扇の存在を思い付きもしなかったときにはありえなかった欲望である。ここに新たに使用価値が生まれたのだ...

  • 小熊英二とIT

     小熊英二が7月末の論壇時評で、誰かの言葉を引用して、「ITは新しい価値も需要も生まない」と書いていた。さらに違う人の言葉から、「ITは一方に失業を、もう一方に長時間労働を生むだけだろう」とも書いている。(すなわち一方に餓死を、もう一方に過労死を)。つまりいまの体制のままでITが進むならという話である。 書かれている結論はまったく正しい。気になったのは「価値」という言葉の使い方だ。小熊英二は「使用...

  • みたびモース

     最近のぼくの記憶力減退ぶりを再確認してしまった。モースの「贈与論」への高原さんのコメントを読んで、ちょうど1年前にも、ほかならぬぼく自身がモースの「贈与論」について書いているのだと教えられる結果となった。ブログ内検索をしてみると、内田・白井対談から引用していた。そこに書いた内容には記憶があった。だが、それはそっくり高原さんの文章から読んだのだと勘違いしていた。 こんな調子です。お許しあれ。...

  • マルセル・モース「贈与論」

     最近この種の記事の断片を見かけたと思っていたら、昨日少しまとまった記事が朝日に載った。 マルセル・モースが1924年に発表した「贈与論」である。高原さんがずっと話題にしていたのはこれだったのかと気が付いた マルクスは「資本論」を論じるにあたって「交換」から始めた。「交換」のメカニズムを明らかにせねば「資本」の構造が解明できないからだ。しかし彼は「交換」の「起源」には興味を持たなかった。それは彼の研究...

  • 所感

     なんだったのだろう、あれは? 共産党について誰も読まない長い文章を書き連ねた日々は? 共産党外の人には何の意味もない文章だし、共産党にとっては、よけいなお世話でしかなかった。 共産党はぼくではない。ぼくと共産党が食い違うのは当たり前のことだし、それはぼくとは関係ないことなのだ。ぼくは自分と関係ないことについて余計なお世話をしていた。 たぶん、一度党活動を経験し、不完全燃焼のまま中途半端に離党した...

  • 「私は天皇主義者になった」

     かなり日数が経ってしまったが、内田樹がついに「私は天皇主義者になった」と右翼雑誌に書いたそうだ。雑誌を読まずに朝日の紹介記事だけだが、以下のようなことを語っていた。この間の退位問題をめぐる諸氏の発言のなかで、右翼の一部が次のように言ったことが内田氏を驚かせた。「天皇はうろちょろせずに、宮中の奥深くでじっと祈りを捧げていればよい。余分なことをするからくたびれるのだ」 じつはぼくもこの発言を新聞で読...

  • 社会党

     名前をメモしておかなかったのでわからないのだが、国労組合員の解雇撤回闘争を主導してきた人だったと思うが、次のようなことを朝日のインタビューで答えていた。(中曽根がのちに何かで語った内容として)「国鉄を分割民営化すれば、国労がつぶれる。国労がつぶれれば、総評がつぶれる。総評がつぶれれば社会党がつぶれる。社会党がつぶれれば憲法を改訂できる。国鉄分割民営化の目的はその一点にある」(と言ったらしい)。こ...

  • 小熊英二と建国72年

     たぶんすでに1か月ほどになろうが、小熊英二が朝日で次のように書いていた。「今年は戦後72年なのだという。どこの国でも、戦後と言ったら戦後数年のことである。日本はいつまで戦後何年と言い続けるのか。答えは<永久に>である。何故なら、1945年を境に日本という国が根本的に変化したという意識が人々の頭に潜在的にあり、でありながらそれを表現する言葉がほかにないからである。1945年に大日本帝国が戦争に敗れて崩壊消滅...

  • 「暦の上では」 「梅雨入りしたのに」 「安全であるはずの」

    「立春」について書いたのは、新聞、テレビや日常会話のなかに妙にひっかかる言葉がいくつかあって気になっていたからだ。1、「きょうから暦の上では春なのに、まだ寒い」2、「梅雨入りしたのに雨が降らない」3、「安全なはずの学校」「安全なはずの通学路」1についてはすでに書いた。2、「梅雨入り」とは何か。「梅雨入り」と「入梅」とは違う。「入梅」は24節気には含まれない「雑節」と呼ばれるもので、諸説あるようだが、...

  • 立春

     立春て何だろうと思って調べていたら意外なことがわかった(ぼくにとってだけ意外だったのかもしれないが)。立春を旧暦だと思っている人が多い。だが違うのだ。旧暦は太陰暦であり、月齢に基づいている。だから旧暦では、満月は毎月15日か少なくともその周辺である。だが立春は旧暦では毎年日が違う。むしろ新暦でこそ毎年2月4日か、その周辺なのだ。 立春は24節気で、これは太陽暦なのである。中国では春夏秋冬の区切り方が...

  • 天皇退位問題 主語述語

     昨日の記事を一部修正。前皇后は上后ではなく、上皇后と言うのだそうだ。二人並べて呼ぶときにはどうするんだろうな。上皇皇后だろうか、それとも上皇上皇后だろうか。舌を噛みそうだ。 天皇退位問題に関する政府の説明を読むと、「天皇がもうくたびれちゃったと言い、国民が同情し、それを(それって何? 国民? 天皇?)政府が忖度した」と言っている。つまり誰が発意したとも、何をもとに決めたとも言わないように用心し、...

  • ケヴィン・ベーコンと太上天皇

     1990年にケヴィン・ベーコンの「トレマーズ」が公開された。シリーズの第1作である。 竜のように巨大化したミミズが、土の中を新幹線並みのスピードで移動して人間に襲い掛かり、丸吞みにする。グラボイズと名付けられたその動物は目が見えず、振動を感知して生き物に襲い掛かる。わずかな振動も逃さない。トレマー(tremor)とは小さな揺れを意味する。 地上を移動すればすぐに感知されて襲われるので、岩場から岩場へと、10...

  • 籠池とプラトン

     30数年前に、プラトンの「国家」を、分厚い岩波文庫の上下2冊でたしかに読んだという記憶があるのだが、覚えているのはプラトン観念論の骨格だけで、洞窟の比喩が鮮明に残っているだけである。 いま目次を開いてみると、なるほど国家についていろいろ書いてあるらしい。ぼくはたぶんその論理展開にのみ注目して読み、具体的な中身に重きを置かなかったようだ。 いまさらこんなことを書くのは、朝日紙上で「国家」をとりあげた...

  • たんめん老人の「虞美人草」

    「たんめん老人」が再び「虞美人草」について書き始めている。ぼくの作品論はだいたいにおいてかなりおおざっぱだが、「たんめん老人」は学者的な几帳面さで、細部にわたる検討を加える。読んでから年数も経ってほとんど忘れてしまった細部を思い出させてくれる。まだ読んでいない人には作品紹介の用も足してくれている。...

  • 「虞美人草」討論会

     中学生のときからテレビ嫌いで、(見ても退屈なので)ほとんど見ずに来た。だから新聞のテレビラジオ欄など見たことがない。最近「ポアロ」を録画して暇なときに見るようになったので新聞でチェックする。水曜日の4時からというのは知っているのだが、一応確かめて11時少し前にBS3を点けると「虞美人草」という言葉が飛び込んできた。 見ると10年前にやった「虞美人草討論会」の再放送だ。新聞で確認すると9時から延々とや...

  • 復讐劇としてのミステリー

     誰だったか「朝日」で、日韓の比較に触れて、<曽我兄弟だの、忠臣蔵だの、日本人は復讐物語が好きだ、だが、韓国にはそういうものはほとんどない、あの国では正義が好まれる>と書いていた。 どこまで確かな話なのかは知らない。ただ、いま漫画「金田一少年の事件簿」を読み返していて、そういえばこのシリーズにはたくさんの殺人が出てくるが、まず例外なしに復讐劇だな、と気付いた。 ぼくは、この漫画以外の日本ミステリー...

  • 天皇退位私論

     政治学者、原武史が天皇退位にまつわる動きを批判している。憲法第4条で「国政に関する権能を有しない」とされているのに、明仁天皇がひとこと言うと政治が動いた。これはあきらかに憲法に違反している、と。きょうの朝日新聞である。 原氏が言っているのは明仁は退位してはならないということではない。明仁の言葉で政治が動くのはおかしいということである。退位に関する法整備が必要なら、それは国会が自主的に行うべきであ...

  • 小説と謎

     たとえば、ストーリーの当事者の心理を日本的=自然主義的=私小説的に丁寧になぞっていく、というのでなしに、第三者の目でストーリーの外側から観察したものだけを書いていく、あるいは、当事者の視点で書いてはいるのだが、当事者自身がはっきり呑み込めないままに、そういうものとして(はっきりしないものとして)描き出す。 こういう小説にはおそらく両面の評価がある。書かれていることがあいまいで痒いところに手が届か...

  • 小説の条件

     読みたくなる小説の条件て、なんだろう。 古典の読書に専念していればそんなこと考えもしなかっただろうし、怠惰な人生を送ってきたせいで何も読めていないぼくは、それこそ古典を楽しんで余生を送っていればよかったはずなのだが、何の因果かアマチュアの小説にどっぷりつかってしまった。 懸賞小説の下読みをしているわけでもなく(下読みの皆さんは本当にご苦労様だと思う。下手な小説を読むということは苦行だ)、なんの義...

  • 美について

     ぼくは哲学をほとんど読んでなくて、プラトンは岩波文庫で「ソクラテスの弁明」と「国家」上下を読んだだけである。「ソクラテスの弁明」を読んだのは比較的若いころだったので、その印象は強烈に残っている。ところが「国家」の方は、長いものを苦労して読んだのに、少し齢とってから読んだせいもあるのか、内容をまるで思い出せないのだ。「国家」というタイトルなのに、はたして国家について何か書いてあっただろうかと首をひ...

  • 文法について

     一年が一日のように過ぎ去ってしまう日々で、去年は何をやったのだろうといぶかるようなありさまなのだが、パソコン碁を少しやりすぎている。これは時間の無駄だが、いつか人間相手にやりたいと思って、ひそかに特訓しているのだ。先日町内の名人に4目置かせてもらって、時間がなかったので早碁で合計10分ほどでけりをつけて計算する時間もなかったが、少し負けかなという感じだった。 で、そのほかに何をやったのだろう。 庭...

  • 「民主文学」の選評

     感想を書くつもりの小説は、書き終わるまでその作品への人の評は読まない。自分の素直な感想を書きたいからだ。で、12月号誌上の選評も感想を書き終わってから読んだ。読んでちょっとがっかりした。もちろんごく限られた字数でいくつもの作品について書かねばならないのだからご苦労なことなのだが、ほとんどストーリー紹介という感じで評らしい部分が少ない。選評というのは文芸時評とは性質が違うのではなかろうか。文芸時評は...

  • 植田さんのコメントに 交換価値

     使用価値のところで言おうとされていることはよくわかります(それを肯定するかどうかは未定ですが)。 交換価値についてもう少し。 労働時間は確かに実体です。だから交換価値が単に労働時間のことを言ったのだとしたら、名前の適不適はともかくとして、やはり実体なのだと言ってもよいでしょう。 しかし、労働時間そのものは交換価値ではありません。たとえ何時間労働しようとも、それが交換されなかったら、それは交換価値...

  • 肯定の肯定

     ヘーゲルの弁証法は「否定の否定」だが、いまわれわれに必要なのは「肯定の肯定」ではないだろうか。 とりわけ左翼はお互いの違いを見つけることに熱心で、常に四分五裂し、ために団結力のある右翼に太刀打ちできずに来た。 いまは相違点ではなく一致点を探すべきときなのだ。 とは言いながら、ぼくもやはり違いばかりを気にしている。これはどうしたことだろうと考えてしまう。でもたぶん、こういうことなのだ。 とりあえず...

  • 高原さんへの暫定的な回答

     今回、植田さんと高原さんとの間で交わされた言葉、それから去年10月頃にご両人の間で交わされた言葉(もちろんその中には高原さんからぼくへの批判も入っているのですが)を読んでの感想を少し書きます。(10月の文章もじつは今回初めて読んだのです。去年は他のことにかかりきりで、この問題をあつかう余裕がありませんでした)。 最初にお断りしておきますが、ぼくは高原さんの主張の全体像をほとんど理解できておりません。...

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