・「いのちをふるい立たせてくれ!」(「まがね」59号) ・「いのちをふるい立たせてくれ!」 を読んで   植田与志雄 ・植田さんから頂いた感想へのお礼と言い訳 ・植田さんから ・石崎から ・自転車の力学 ・モチーフに関する一考察 ・習近平報告 ・選挙を終えて ・オーウェルとドイッチャー  Tさんに ・カズオ・イシグロと記憶 ・松竹伸幸 ・憲法9条 はじめに ・憲法9条(第1回) 日本の戦後処理 ・憲法9条(第2回) 中国 ・憲法9条(第3回) 日米安保条約 ・憲法9条(第4回) 北朝鮮 ・憲法9条(第5回) 拉致問題 ・憲法9条(第6回) 9条と自衛隊 ・北朝鮮 ・神里達博 ・瀬崎さんへ 2 ・瀬崎さんへ ・日本基督教団・在日大韓基督教会平和メッセージ ・小熊英二 補論 ・前項に(小熊英二) ・小熊英二とIT ・みたびモース ・マルセル・モース「贈与論」 ・所感 ▼もっと見る

プロフィール

まがねとおる

Author:まがねとおる
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

FC2カウンター

カテゴリ

リンク

RSS

カテゴリ:雑文のエントリー一覧

  • 「いのちをふるい立たせてくれ!」(「まがね」59号)

     <「『コックはウェイターを憎み、どちらもが客を憎む』」と灰田は言った。「アーノルド・ウェスカーの『調理場』という戯曲に出てくる言葉です。自由を奪われた人間は必ず誰かを憎むようになります。そう思いませんか? 僕はそういう生き方をしたくない」> 村上春樹の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(2013年)の86ページである。 同じ2013年、「民主文学新人賞」を取った笹本敦史「ユニオン!」に、稲沢潤子...

  • 「いのちをふるい立たせてくれ!」 を読んで   植田与志雄

    「いのちふるい立たせる」が石崎さんにとって特別な思い入れがある言葉であること、そういう言葉が特にサヨクの側に今必要になっていること、が語られている。 私にとって「いのちふるい立たせる」言葉は何だったのか、そもそもいのちふるい立つようなことがあったのか振り返ってみると、私にとって耳に届いた言葉は「いのちふるい立たせる」という感覚とは少し違っていた。 石崎さんは「人を動かすのは理屈ではなくいのちをふる...

  • 植田さんから頂いた感想へのお礼と言い訳

     丁寧な感想をありがとう。ぼちぼち反応が返って来始めて、いま一番感じているのは、やはり発表して批判をいただかないと、自分の書いたものを客観的につかめないな、ということです。 原稿の元は、吉良よし子が登場したときブログに書いたもので、その結末部分を書き換えました。共産党員の演説に不満だったのです。アピール力に欠けると思っていました。ところがユーチューブで吉良よし子の演説を聞くと素晴らしい。目の覚める...

  • 植田さんから

     ブログを読みました。かなりモヤモヤが晴れました。(と思っている!) やはり、ウエスカーの調理場を観て感じたことが今の時代にピッタリだった、これがエッセイで言いたかったことなんですよね。だから調理場体験を共有できていない「感想」は肝心なところを外していましたね、ゴメンナサイ。 私にとっては石崎さんが「いのちを、ふるい立たせる」を感じた調理場を疑似体験できる「解説」が書き込まれていれば、とも思います...

  • 石崎から

     ウェスカーのセリフについては、「調理場」ではなく、「かれら自身の黄金の都市」ですが、内容はあのとおりで、左翼指導者の演説がだらだらと続いていたときに、ひとりの労働者が、「いのちをふるい立たせてくれ!」(あんたの演説ではふるい立たないぞ)と抗議したというものです。その場に居合わせたアンディがそれをケートに伝えて、「どう思うか」と聞いているわけです。 少し筋書きに触れると、アンディは貧しい建設設計労...

  • 自転車の力学

     長い間、悩んでいた。 自転車はエネルギー保存の法則とどう折り合うのだろうかと。 同じ距離を行くのに、自転車は徒歩に比べて、何倍も速く到着して、しかも何倍も疲労が少ない。エネルギー源はどちらも同じ、人間の体内の内燃機関だけである。にもかかわらずより少ないエネルギー消費でより早く目的を達成できるのは、エネルギー保存の法則にまったく反しているではないか。 だが、こんな馬鹿々々しいことに悩むのは、おそら...

  • モチーフに関する一考察

     モチーフというフランス語は、音楽や絵画については昔から目にもし、耳にもしてきた。しかし、小説に関しては、たまにちらっとかすめるような形で触れられることはあっても、ことさら強調されることはなかった。ところが最近民主文学の評論家たちが盛んにこの言葉を用いるようになり、それに対して違和感がある。 というのはこのフランス語が単に創作衝動というくらいの意味合いで使われているからだ。それなら何もフランス語で...

  • 習近平報告

     <中国流社会主義像を批判しぬくことなしに、他の国で社会主義を掲げる勢力が維持されることはない>(松竹伸幸の「習近平報告批判」より) 3時間半の習近平報告をすべて読んだというのだから、ご苦労なことだ。かいつまんで要点批判をやっている。その4回目だかにこの言葉を書いている。ぼくがむかし岡山県党の担当者に口を酸っぱくして言った内容と一緒だ。 ほかの党員にもだいぶ言ったが、誰の答えも同じ。「中国は中国、...

  • 選挙を終えて

     今回の選挙結果についてはだいたいほかの人が言っていることと同じなので、今更書いても仕方ないのだが、一応短くまとめる。 自民党圧勝は当たり前。これが小選挙区制度というもの。野党が分裂すれば与党の一人勝ちになる。 民進党は分裂して正解。自民党と変わらない層が前原と一緒に小池希望へ行った。枝野立憲民主は自民党への対立軸としてすっきりした。 社会党が復活したような感じ。 自民党に賛成の人は自民党に入れる...

  • オーウェルとドイッチャー  Tさんに

     <しかしアメリカなどでは、一般的には反共主義のバイブルとしても扱われた。アイザック・ドイッチャーは1955年に書いた『一九八四年 - 残酷な神秘主義の産物』の中で、ニューヨークの新聞売り子に「この本を読めば、なぜボルシェヴィキの頭上に原爆を落とさなければならないかわかるよ」と『1984年』を勧められ、「それはオーウェルが死ぬ数週間前のことだった。気の毒なオーウェルよ、君は自分の本が“憎悪週間”のこれほどみご...

  • カズオ・イシグロと記憶

     カズオ・イシグロの名はエストリルのクリスマスローズで以前から目にしていたが、読んだことはなかった。サマトラケのニケの著者が、全作品を読んだのはカズオ・イシグロだけと書いている。この人の読書スピードの速さにはいつも驚いているが、守備範囲の広さもなかなかだ。エストリルもニケも、もう一人たんたん老人も、その読書量の多さに目を見張ってしまう。たいへん刺激になるのだが、真似はできない。 ニケさんは画家で国...

  • 松竹伸幸

     松竹伸幸の意見のすべてに同意できるわけではないが、その姿勢には共鳴する。 彼は合意を産み出そうとしている。われわれが直面している課題の解決のために、無数の異なる意見のなかから、可能な一致点を探り出そうとしている。首をひねるような内容もかなりあるけれど、少なくともその姿勢は道理にかなっている。 最新のブログ記事<「前原さん、頑張れ!」のワケ>(たいへん刺激的なタイトルだが)のなかの次の部分が興味を...

  • 憲法9条 はじめに

           憲法9条 2013年11月20日はじめに 憲法9条の問題はいま特に複雑になってしまったとぼくは考える。というのは、北朝鮮問題、中国問題が浮かび上がってきたからである。 この両国の動向が予測不能とも思えることに国民が不安を抱いている。それゆえ抑止力としての米軍の存在を歓迎しつつ、その信頼性への不安から、独自の防衛力の強化をも支持する世論がある。 もとより米軍が日本にいるのは日本のためではない。...

  • 憲法9条(第1回) 日本の戦後処理

    1、日本の戦後処理 ひとつの例として国境問題を挙げた。 だが、それは日本の防衛問題の一部にすぎないし、全体的にとらえていくためにはもっと別のアプローチが必要だろう。 ぼくは日本の防衛という問題には日本の戦後処理のまずさという問題を避けることができないと考える。 日本のやってきたことは、ヨーロッパの帝国主義列強がやってきたことの後追いであった、ヨーロッパは数百年にわたって、すべての大陸に甚大な被害を...

  • 憲法9条(第2回) 中国

    2、中国 ここからは、中国、北朝鮮を個別に見ていく。前提問題だけでは片付かない問題がそこにはあるからだ。 中国には海洋進出問題と、資源問題とがある。この両側面において、中国がいまきわめて帝国主義的な動きを見せているのは事実である。 日本のみならず、東南アジア諸国がこれに不安を感じ、米軍の存在と、日本の毅然たる態度を求めている。 しかし、ここには基本的な歯車の食い違いがある。 何故中国大陸のまんまえ...

  • 憲法9条(第3回) 日米安保条約

    3、日米安保条約 さて、いま仮に日本が安保条約を破棄し、米軍を撤退させ、それに代わる軍事力も持たなかったとしてみよう。このとき中国は日本に侵略してくるだろうか。 いったい何のために侵略するのか。日本を侵略してどういう利益があるのか。中国はまだ後進国で、その政体も不透明だが、ある程度はすでに成熟している。という意味はつまり利益にならないことはしないということである。 アメリカだって戦後日本を軍事占領...

  • 憲法9条(第4回) 北朝鮮

    4、北朝鮮 北朝鮮問題に移る。これはやっかいな問題である。どう言ってよいか困るような国だ。ある女性が、この国の話題が出たと同時に「あの髪型を何とかしてほしい」とにやにやしながら言ったが、そういう冗談ですましたいような国である。 だがあの国には圧政のもとで困窮している人々がおり、そして何をしでかすか分からないという問題がある以上、冗談ではすまない。 あの国がやっかいなのは、あの国の実像がつかめず、い...

  • 憲法9条(第5回) 拉致問題

    5、拉致問題 ここでいったん立ちどまり時計を戻して、拉致被害者が帰ってきた時点から検討してみよう。 そもそも拉致に関して、日本と北朝鮮の間には認識のずれがあった。朝鮮戦争は実はまだ終わっていない。一時休戦の状態なのだ。北朝鮮と韓国とはお互いスパイ活動拉致活動をやりあっていた。北朝鮮にとっての戦争当時者であるアメリカと軍事同盟関係にあり、韓国とも同盟関係にある日本は、北朝鮮にとっては敵国である。その...

  • 憲法9条(第6回) 9条と自衛隊

    6、9条と自衛隊 さて、そこで9条と自衛隊との矛盾をどう考えるべきなのか、という問題に入りたい。 9条と自衛隊との間には明らかに矛盾がある。そこで意見は二つに分かれる。9条を厳格に適用して自衛隊を廃止しようとするがわと、自衛隊の存在に合わせて9条を改廃しようとするがわである。 ぼくは自衛隊の存在は認めるべきだと考える。いたずらに中国、北朝鮮の脅威を言い募って防衛力強化に走ることは、いままで述べてき...

  • 北朝鮮

     戦争の悲惨さについては、日本の場合、諸外国よりもずっと多く、あらゆる媒体で伝えられてきた。戦争はいやだという点においては、ほとんどの国民の間に合意がある。かつて赤木智弘が、「希望は戦争」と書いたが、それは戦争をしたいという意味ではなくて、ロストジェネレーションに生じた耐え難い格差を放置すれば、すべてをリセットする意味で戦争を望む声が出てくるだろうという警告であった。 戦争と平和に関する意見の違い...

  • 神里達博

     朝日新聞にときどき載るこの人のコラムにいままでほとんど無関心だったが、きょう何気なく読んでちょっと驚いた。ぼくと同じことを言っている。 <そもそも「鉄のカーテン」の存在は、西側諸国にとっては、過度な資本主義化を抑制する作用を持っていた> かつて存在したその東側の体制を、どういう名前で呼ぶかは人さまざまだが、それがその体制下の国民にはあまり好ましからぬものだったとしても、西側の国民には一定の利益を...

  • 瀬崎さんへ 2

     下の文章を書き終わったところであなたのコメントに接しました。 どうやらぼくはあなたを怒らせたようですね。 ぼくが最初にブログに書いたのは、「自分たちは果たして考えの異なる人と実のある対話をできるような言葉を持っているのか」という反省でした。 あなたの指し示す結論は日常的に接する内容ですが、しかしそこにいたる思考経路にはそれぞれその人独自のものがあること、それもまたこの田舎でさまざまな人と接するな...

  • 瀬崎さんへ

     正面から対応してくれて、ありがとう。 冒頭にアメブロのコメントを消したのかと書いてあったので確認したところ、残っていましたよ。ぼくが投稿したのはあの数行だけです。 書かれた内容にわからないところというのはありません。ごく平均的な内容です。ぼくも別に左翼とだけ付き合っているわけではないので、さまざまな考え方には日常的に接しています。 表面的に出てくる言葉が似通っていても、その背後にはその人固有の経...

  • 日本基督教団・在日大韓基督教会平和メッセージ

     きょう、久しぶりに「金の牛」を開いて、8月11日の記事にびっくりした。 日本基督教団・在日大韓基督教会平和メッセージなるものを全文掲載したあとに、当ブログの主催者として、このメッセージを全面否定している。 近年顕著になった中国の海外膨張的政策、および北朝鮮によるなりふり構わぬ軍事的脅迫を前にして、主催者は現在の日本政府の立場を完全に支持し、これを批判する教団・教会メッセージを受け入れられないとして...

  • 小熊英二 補論

     交換価値のあまりに高すぎた時代には、それは需要と結びつかず、従って価値でさえなかった。コストダウンし、誰でも買えるようになった時、即ち価値が下落したとき、初めて需要が生まれ、事実上このとき価値もまた初めて生まれた、とも言える。 というところまでは、ぼくも異論はないのです。ただ技術の進歩=需要の拡大というふうにイコールで結び付けられると、それは違うと感じてしまう。これがイコールであるためにはやはり...

  • 前項に(小熊英二)

     数日前の新聞記事をゆうべふと思い出して前項を書き、すぐアップして寝に着いてから、どうも気がかりだった。論理が明快でない、小熊英二を理解できていないと思えた。 技術の進歩は、新たな欲望を産み出してきた。暑いとき、木陰で涼むか水に入るしかなかった人間に団扇が現れると、団扇を欲しいという欲望が生まれた。団扇の存在を思い付きもしなかったときにはありえなかった欲望である。ここに新たに使用価値が生まれたのだ...

  • 小熊英二とIT

     小熊英二が7月末の論壇時評で、誰かの言葉を引用して、「ITは新しい価値も需要も生まない」と書いていた。さらに違う人の言葉から、「ITは一方に失業を、もう一方に長時間労働を生むだけだろう」とも書いている。(すなわち一方に餓死を、もう一方に過労死を)。つまりいまの体制のままでITが進むならという話である。 書かれている結論はまったく正しい。気になったのは「価値」という言葉の使い方だ。小熊英二は「使用...

  • みたびモース

     最近のぼくの記憶力減退ぶりを再確認してしまった。モースの「贈与論」への高原さんのコメントを読んで、ちょうど1年前にも、ほかならぬぼく自身がモースの「贈与論」について書いているのだと教えられる結果となった。ブログ内検索をしてみると、内田・白井対談から引用していた。そこに書いた内容には記憶があった。だが、それはそっくり高原さんの文章から読んだのだと勘違いしていた。 こんな調子です。お許しあれ。...

  • マルセル・モース「贈与論」

     最近この種の記事の断片を見かけたと思っていたら、昨日少しまとまった記事が朝日に載った。 マルセル・モースが1924年に発表した「贈与論」である。高原さんがずっと話題にしていたのはこれだったのかと気が付いた マルクスは「資本論」を論じるにあたって「交換」から始めた。「交換」のメカニズムを明らかにせねば「資本」の構造が解明できないからだ。しかし彼は「交換」の「起源」には興味を持たなかった。それは彼の研究...

  • 所感

     なんだったのだろう、あれは? 共産党について誰も読まない長い文章を書き連ねた日々は? 共産党外の人には何の意味もない文章だし、共産党にとっては、よけいなお世話でしかなかった。 共産党はぼくではない。ぼくと共産党が食い違うのは当たり前のことだし、それはぼくとは関係ないことなのだ。ぼくは自分と関係ないことについて余計なお世話をしていた。 たぶん、一度党活動を経験し、不完全燃焼のまま中途半端に離党した...

≪前のページ≪   1ページ/14ページ   ≫次のページ≫